ジャイアントパンダがデザインされたJR西日本の新しい「パンダ列車」の運行が、23日から始まった。和歌山県白浜町のJR白浜駅では、駅員のほか、パンダが飼育される町内のレジャー施設「アドベンチャーワールド」や町の関係者らが出迎えた。
 JRとアドベンチャーワールドが共同で開発したラッピング列車「パンダくろしお『サステナブルSmileトレイン』」で、2017年夏に運行を始めた「Smileアドベンチャートレイン」に続いて導入した。
 デザインはSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにしており、車両の前面にパンダの親子を、側面にキリンやライオンなどをあしらい、人と動物と自然が豊かに暮らす世界観を表しているという。紀南と京都・大阪方面を結ぶ特急列車(6両編成)として運行する。
 初日は新大阪駅を午前9時1分に出発し、白浜駅には11時37分に到着。関係者らが、「ようこそ白浜へ!」と書いた動物の図柄の横断幕、パンダの図柄の旗を手に列車を出迎えた。県の観光をPRするシンボルキャラクター「わかぱん」も加わった。パンダファンの家族連れも訪れ、パンダ列車やわかぱんと一緒に楽しそうに記念撮影していた。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、紀南の観光産業も大打撃を受ける中、列車の乗車率は8割を超え好調だった。
 大阪府枚方市から妻と3歳の長男と一緒に白浜観光に訪れた男性(46)は「子どもは電車好きで、動物も好き。パンダ列車に乗れてラッキーだった。アドベンチャーに行くのも楽しみ」と話していた。
 新しい「パンダ列車」の運行は23年冬までの予定。運行状況は、前日に「パンダくろしお運行スケジュール」のツイッターアカウントで確認することができる。