和歌山県那智勝浦町那智山の世界遺産・熊野那智大社は8日、創建1700年を記念して2017年から進めていた境内施設の整備が完了したとして竣功(しゅんこう)奉告祭を営んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、奉告祭は一部の関係者のみで執り行った。
 整備事業では、雨漏りがするなど老朽化していた拝殿(礼殿)の改修に取り組んだほか、宝物殿や手水舎、別宮、鳥居なども修復したり、塗り替えたりした。総事業費は約2億8千万円。
 この日は、関係者や施工業者ら約20人が参列した。拝殿で男成洋三宮司(66)が祝詞を奏上し、みこも舞を奉納するなどして神事を営んだ後、境内に設けた記念碑を除幕。参列者で整備事業の完了を祝い合った。
 男成宮司は「多くの方々のご協力を頂き、この4月に竣功した。新型コロナの関係で奉告祭を秋に延期していたが、まだ感染が続いており、多くの方々をお招きできなかったのは大変に残念。整備事業によって一新されたので、ぜひお参りいただきたい」と話していた。