和歌山県の串本町が作品を募集した2020年度観光フォトコンテストの表彰式が22日、同町串本の町役場であった。県内外の43人から応募があった221作品の中から、グランプリに吉田正洋さん(73)=串本町串本=の「串本大橋夕景」が選ばれた。

 町の観光カレンダーやPRに使う写真を募集するコンテストで、本年度で10回目。県内の他、大阪府、三重県、愛媛県、埼玉県からも応募があった。1人10点まで応募が可能で、前年度と比べて応募者は3人、作品は21点多かった。
 初めてグランプリを受賞した吉田さんは、本格的にカメラを始めて12年。このコンテストへは10回近く応募しており、審査員賞などを受賞したことがある。今回の受賞作品は昨年9月の夕方、同町大島で、くしもと大橋越しに見える夕焼け雲を撮影したもので「まさかグランプリを頂けるとは思っていなかった。うれしい」と喜んだ。
 吉田さんに賞状と賞金を手渡した田嶋勝正町長は「見慣れた町の景色も、時間帯や撮影する角度で随分印象が変わってくる。いつも応募作品を見ながら町を再発見させてもらっている。これからも素晴らしい作品を応募してもらいたい」と述べた。
 入賞作品は23〜30日に同町串本の町文化センター、11月2日ごろから同町くじの川の道の駅「くしもと橋杭岩」に展示する予定。入賞作品を使った来年の観光カレンダーは11月ごろに作られる。
■ グランプリ以外の入賞者は次の皆さん。
 準グランプリ=山本正治(田辺市)「九龍島に鳴く」、鈴木文代(串本町)「ひじき刈り」▽審査員賞=長谷洋(串本町)「ジオフィットネス」、濵口恵美(串本町)「森の賑わい」▽熊野古道特別賞=横溝行弘(串本町)「悠久の熊野古道大辺路」、菅玲子(愛媛県今治市)「両手広げて」▽入選=坪井洋一(新宮市)「望楼の芝焼き」、北順夫(和歌山市)「英雄像と天の川」、鈴木里司(串本町)「橋杭岩とカヌー」、山際實(新宮市)「朝焼け朝凪の海」、土山倫子(新宮市)「椿のトンネル」、矢本長一(古座川町)「彼岸花と特急『くろしお』」、磯谷孝一(埼玉県新座市)「海金剛の恍惚」、井上澄男(三重県紀北町)「橋杭岩ライトアップ」、博多敏希(串本町)「串本のあさ」、庄司和代(那智勝浦町)「河内祭の夕べ」