和歌山県上富田町朝来の清水幸春さん(73)方に、「旅するチョウ」として知られるアサギマダラ(タテハチョウ科)が多く飛来している。26日には、直線距離で308キロ離れた石川県白山市からの個体も確認できた。
 清水さんは昨春、アサギマダラが蜜を好むフジバカマ(キク科)5株を自宅裏の畑に植えた。今春に株分けして増やしたところ、10月中旬以降、アサギマダラがよく飛んでくるようになった。
 26日は10匹以上を確認した。うち1匹の羽には「白山」「9・24」などとマーキングされていた。記者が白山市の「アサギマダラファンクラブ」代表の中村明男さん(71)に取材したところ、この1羽は9月24日、会員の女性がマーキングして市内の公民館から放したという。
 清水さんは「生命力を感じる。優雅に飛ぶ姿は癒やされるので、来年もフジバカマを増やしてみたい」と話した。