和歌山県古座川町の高池小学校でこのほど、畜産ふれあい体験学習があった。3、4年生20人がバター作りや搾乳体験などを通して、牛乳や牛肉が消費者の手に渡るまでの苦労や命の大切さについて学んだ。
 すさみ町にある県畜産試験場が昨年度から実施している授業で、今回が3校目。この日は松田基宏場長ら4人が来校し、授業をした。日本で飼育されている乳牛の99%がホルスタインという種類で、その理由は1日約30キロと多くの乳が出るからであると説明。搾った乳が牛乳として販売されるまでの流れについても話した。
 その他、市販の生クリームと食塩でバターを作る体験や、教師を含む5チームに分かれて、乳を搾る速さを競うゲームもあった。
 授業の最後に試験場から連れてきた3カ月と4カ月の熊野牛2頭と触れ合う時間があり、児童は子牛の心臓に聴診器を当てて音を聞いたり、頭をなでたりした。
 4年生の原くるみさん(10)は「バター作りは大変だったけど楽しかった。子牛は、触ると温かくてサラサラだった」と喜んでいた。
 松田場長は「酪農家の方々が、牛の世話など大変な思いをして皆さんの食卓に牛乳を運んでいることを知ってもらいたい」と話した。