環境活動家、谷口貴久さんが7日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館で地球温暖化の現状と対策について講演した。聴講した約70人に対し「温暖化は危機的な状況だが、日々の小さな選択で未来は変えられる」と呼び掛けた。
 谷口さんは温暖化による気候変動の危機を伝える団体「地球を守ろう!」の代表。ドイツを拠点にしていたが2019年に一時帰国し、全国47都道府県で講演している。今回は田辺市の地域団体「はちどりギャザリング」などが招いた。
 谷口さんは「世界の猛暑や海面上昇、オーストラリアの森林火災などは気候変動が原因で起きている」と解説。「2070年には地球の3分の1がサハラ砂漠のようになると言われている」と紹介した。
 ただし、これは何もしないでいた場合。「気候変動の問題は、まだほとんどの人が知らない。それが一番の希望。知っている人が増えて、危機を阻止するため行動すれば世界は変わる」と呼び掛けた。
 具体的な行動として「ごみを減らす(マイバッグ持参や食品ロスの解消)」「省エネ(再生可能エネルギーの活用)」「公共交通機関の利用」「肉(牛肉、乳製品、植物性油脂)を避ける」「政府や企業、メディアに意思表示をする」を挙げた。