朝はスムージーにトースト。昼は並盛の牛丼、夜はごはんとハンバーグとビール。よくある1日の食事メニューだが、著者で北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟さんは糖質摂取量の観点で見ると、かなりヘビーだと説明している。糖質の過剰摂取は太る原因のひとつでもある。

山田さんは、毎日、糖尿病患者やその予備軍の人たち診察するなかで、食事指導として、ゆるやかな糖質制限「ロカボ」を勧めている。

ロカボとは、1食にとる糖質量を20〜40グラムとし、間食の10グラムと合わせて1日の糖質摂取量を70〜130グラムとする食事法だ。1食で主食はごはんなら半膳、トーストなら6〜8枚切り1枚。おかずは肉、魚、野菜をおなかいっぱい食べて、バターやドレッシングの油類もふんだんに使ってOK。毎日、無理なく糖質制限が続けられるようにと考えた。

糖尿病患者のために考えたロカボは、続けると太っている人はやせ、逆にやせている人は体が引き締まることがわかった。糖質量をおさえた食事をすることで、血液中に入るブドウ糖の量が減り、食後血糖値の上昇を抑えることができる。食後の血糖値の上昇を抑制し、血糖値が一日安定するようになると、健康的な体形になり、寿命ものびる可能性があるという。

山田さんは、「血糖値が安定すればやせられる」ことを入り口に、ロカボは肥満をはじめとした生活習慣の予防や改善ができることを伝えたいとしている。

本書では、ロカボの食べ方やコツなどを丁寧に解説。食べ物の中にどのくらい糖質が含まれているのかがわかる一覧表も付いている。

目次
第1章 カロリー制限ではやせられない!?
第2章 糖質と血糖値
第3章 血糖値が安定すればやせられる
第4章 ロカボで食べればすべてが解決する
第5章 血糖値が安定すれば寿命がのびる
第6章 運動と血糖値

医師・専門家が監修「Aging Style」