今週のPGAツアーはバミューダ選手権。29日にバミューダ諸島で開催されるが、PGAツアー初の一般観客動員となり、その数は一日500人。そして次週はテキサス州で開催されるビビント・ヒューストンオープン(11月5〜8日)では一日2000人の観客動員が決まっている。


少しずつだがノーマルに戻して行きたいというのがツアーの意向だが、選手の中には不安の声も。

バミューダ選手権、ヒューストンオープンの2試合に出場するスコット・スターリングは「数人の感染者は出たけれど、ここまでツアーはとても安全にやってきた。なのにどうして今、ここでリスクをとる必要があるのだろう?」と開幕を前に不安の声を挙げた。

一方ヒューストンオープンに参戦予定だったフィル・ミケルソンは観客動員を知ると「マスターズ直前に少しのリスクも負いたくない」として、アリゾナ州フェニックスで開催されるシニアのPGAツアーチャンピオンズ、チャールズシュワブカップ選手権をマスターズ前の最後の調整として選ぶかもしれないと話した。

ただし、最後には「観客動員が理由ではない」として「どちらがマスターズに向けて最終調整に適しているか、コースだけでなく自分のゲームに自信を持つことも重要」と付け加えた。それでも観客動員に不安があったことは明確だ。

果たしてPGAツアーはこのまま観客動員が増やされる流れになるのだろうか?欧州ではウイルスの第二波でフランスは全土でロックダウンが始まった。アメリカも深刻な事態ではあるのだが、観光が主産業のハワイ州は米国本土からの旅行者に出発72時間内に受けた検査が「陰性」であればハワイに入ってからの2週間自主隔離を免除と発表、どうやら11月には日本からも同様に陰性証明で隔離はなくなるよう。

年初はハワイで2大会開催されるPGAツアーだが、マウイ島でのセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(1月7〜10日)はコースを自由に歩き回ることはできず、ハワイ州の住民であることも条件と制限付きながら観客動員が発表された。米メディアでは「3月のフロリダスイングからはかなり本格的に観客動員が始まる」と予想している。果たして観客動員でもこのまま安全にツアーが進むのか…再び難しい問題に直面している。(文・武川玲子=米国在住)

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