来年で3回目を迎える欧州男子ツアーの「サウジ・インターナショナル」(21年2月4〜7日 サウジアラビア)に、マスターズチャンピオンのダスティン・ジョンソン、全米オープンチャンピオンのブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカ(いずれも米国)らトップランカーが参戦を表明。同大会は欧州ツアーで最もランキングの高い大会となりそうだ。


加えて19年全英オープン覇者のシェーン・ローリー(アイルランド)、ライダーカップ欧州チームのタイレル・ハットン、イアン・ポールター、ジャスティン・ローズ、リー・ウェストウッド(いずれもイングランド)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らもサインアップ。米国男子ツアーからはフィル・ミケルソン、パトリック・リード(ともに米国)らも参戦する。

コースはキングアブドラ経済市にあるロイヤルグリーンズG&CC、2年前の19年、第1回は同大会への参戦は非難の声が上がった。18年10月にトルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館でサウジアラビア人のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏が殺害。同国のムハンマド・ビン・サルマン皇太子の関与が欧米メディアに取り沙汰され、国際問題に発展したからだ。

その結果、サウジアラビアで開催されるスポーツイベントには不参加を表明したトップ選手も多数いた。当時、タイガー・ウッズ(米国)は“325万ドル”(約3億4千万円)の超高額アピアランスマネーを提示されたが、出場しなかった。

現在も最高権力者としてサウジアラビアに君臨するムハンマド皇太子。同大会は皇太子によって推し進められる経済改革“ビジョン2030”の一環として、観光、スポーツの成長を目指し欧州ゴルフツアーと契約をしたもの。

同週の米国男子ツアーはアリゾナ州スコッツデールでの「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」。今年はアリゾナ州立大学出身のミケルソンがサウジアラビアへの出場を選択したことで非難を集めたが、来年もやはり行く先はサウジ。トップランカーが消えたフェニックスオープンは穴場の戦いになりそうだ。(文・武川玲子=米国在住)

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