2020年もまもなく終わり。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で世界各国のツアーの中止が相次ぎ、渋野日向子は国内6試合、海外7試合の出場にとどまった。例年よりも少ない試合数ではあったが、そんななかでも多くの名場面が生まれた。そこで渋野の印象に残ったシーンをカメラマンがチョイス。今回は渋野が宮崎で見せた全米につながる笑顔の1枚。


調子が上がらず、シーズン終盤まで苦しんだ渋野だったが、最後の最後で日本中を沸かせた。12月にズレ込んだ「全米女子オープン」では最終日の途中まで首位を走り、最後は惜しくも敗れたが4位フィニッシュ。21年につながる大活躍を見せた。

6月の国内開幕戦「アース・モンダミンカップ」で予選落ち。英米転戦6試合でも目立った成績は残せなかった。帰国直後の「樋口久子 三菱電機レディス」でも予選落ち。意気消沈した渋野の姿があった。

そんな姿も調子が上向くと同時に消え、最後には笑顔が咲き乱れた。国内最終戦となった「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を撮影していた佐々木啓カメラマンも、表情が日ごとに変化していくのを感じた。

「これは最終日の15番から16番に向かうときに撮影したものです。2日目を終えて2位タイで3日目にスコアを落としましたが、最終日はスコアを一つ戻して3位タイに入りました。この前の週も5位でしたし、調子が上がってきているんだなと思って撮影をしていました」

渋野自身も復調を口にするようになっており、このころは迷いが見られなかった。そして、このとき渋野が見せた「いい流れで来ているのだなと思えた笑顔で、とても印象に残っています」と佐々木カメラマンが表現するこの笑顔が、2週後の全米でも花開くことになった。

「全米では悔しさもあったようですが、来年もこの笑顔を何度も撮影できるよう、楽しみにしています」(佐々木カメラマン)。元気を与える渋野のスマイルが来年も咲き乱れますように。

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