2020年、女子ツアーで目覚ましい活躍を見せた古江彩佳、西村優奈らルーキーたち。男子ツアーでも新たな風が吹き始めている。昨年プロ転向した金谷拓実をはじめ、現役大学生がプロツアーで次々と頭角を現した。中でも注目を集めた金谷、石坂友宏、中島啓太の3人をピックアップ。男子ツアーの期待のホープ3人のインタビューをお届けする。


―2020年を振り返ると、プロ1年目はどんな年だった?

プロ転向をしてわくわく感が大きくて、本当に試合に出るのが楽しくて。優勝することもできて、いいシーズンだったと思います。


―出場できるはずだった全英オープンもなくなったり、国内の試合も次々中止になったりと、コロナ禍での目標設定はどうしていた?

ゴルフをしている場合ではない時期でしたが、その中でもできることをやるように心がけていました。全英オープンは、幸い次の年に出場権が持ち越しになっていたので、来年のために自分をもっと磨き続けようと思っていました。


―今年はマスターズ出場に加えて、全米オープンにも出場。初の全米オープンは?

本当にコースもセッティングも難しくて、厳しい世界だなと思いました。あの中でも優勝スコアはアンダーパーで、本当に厳しい世界だなと。プロとして、はやく厳しい世界に身を置きたいなと思いました。


―アマチュアで優勝争いした17年の日本オープンでは、1打差で惜敗。そこから19年のアマチュア優勝、そして昨年のプロ初優勝まで、なにが変わった?

あまり背伸びをしなくなったと思います。今までは、プロの試合に出ると自分にないものを見せられて、自分のプレーに集中できないことが多くて。


―例えば、具体的なエピソードはありますか?

三井住友VISA太平洋マスターズで優勝した前の年(2018年)に、アマチュアで出場させてもらったのですが、松山英樹選手、宮里優作選手と同じ組だったんです。途中で松山さんが、320ヤードくらい先に立っている木に3番ウッドで当てて。フォローが吹いていたのもありましたが、“なんじゃそりゃ!”って(笑)。そこで、やっぱり世界で戦うためには飛距離が必要だと思い始めて、まったく自分のプレーに集中できなくて。


―それが、今は変わった?

メジャー大会を経験したことによって、周りのプレーをあまり気にすることなく、自分のプレーに集中できるようになったと思います。自分はそういう飛ばしはできないけど、その代わりに自分ができて、他の選手ができないこともあると思うので、それをやり続けることに今は集中できていると思います。

ただ、アマチュアとしてもプロとしても1打に対する気持ちは変わりません。1打を縮めるために考えることは一緒だと思っています。





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