原英莉花は昨年、「日本女子オープン」と「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で国内メジャー2冠を達成し、大きく飛躍を遂げた。原といえば、173センチの長い手足を生かした豪快なドライバーショットが持ち味。飛距離アップのポイントは、早く切り返してタメを作り、シャフトをしならせることだった。


早く切り返すとはどういうことなのか? 原の背面からの連続写真を右から順番に見てみると、手元が一番高く上がっているときは、下半身はもう左に動き始めていることがわかる。

「バックスイングで手元が右肩あたりに上がったところが私のトップ。その時点で下半身から切り返すことを意識しています。そうすれば、上半身と下半身のネジレが大きくなり、『タメ』を作れますし、よりシャフトをしならせることができるんです。クラブを大きく上げてから切り返すと、本当に振り遅れてしまいます」

実際、一番左の写真を見てみると、手元が腰の高さまで下りてきているのに、クラブヘッドはまだ頭よりも左にある。この大きなタメとシャフトのしなりを、インパクトで一気に解放することで、ビッグドライブを生み出しているのだ。

次に切り返しのコツを聞いてみよう。「手元が右肩の高さに上がったら、“おヘソ”を左にズラす意識です。ここで前傾角度が起きてしまうと振り遅れのミスが出るので、お腹を丸めるイメージで切り返すようにしています。グッとお腹に力が入るので、上体が伸び上がりにくくなるんです」。

なかには松山英樹のように、トップで一度止まってから切り返しても飛距離が出る選手もいる。でも原のように反動を使って切り返した方が、上半身と下半身の捻転差は作りやすい。飛距離に悩むゴルファーは、『上がりきる前の切り返し』を一度試してみよう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>