3月4日に開幕する「ダイキンオーキッドレディス」で幕を開ける2021年の国内女子ツアー。だが、今年は例年にない特別なことが多い年。ということで「21年の女子ツアーで知っておきたいこと」を予習・復習しておこう。今回は初優勝が期待される選手たちに注目する。


若手の活躍が目立つ昨今の女子ツアー。昨年もその例にもれず、特にルーキーたちが何度も優勝、または優勝争いを盛り上げた。笹生優花が初優勝を含む2勝を挙げれば、古江彩佳もプロ初勝利を含む3勝と強さを発揮。さらに西村優菜も「樋口久子 三菱電機レディス」で1勝目を手にした。こうなるとやはり21年は、ほかの同世代や、同期選手たちからも目が離せなくなりそうだ。

そんななか、やはり大きな期待が寄せられそうな名前として、プラチナ世代の中心選手の一人・安田祐香が挙げられる。昨年は頸椎(けいつい)捻挫の影響でツアーを一時離脱する苦しい時期も過ごしたが、それも徐々に回復。このオフはショートゲームの強化などに加え、ケガをしない体づくりにも取り組んだ。「しっかりチャンスにつけ、初戦から上位争いをしたいです」と開幕前から気合も十分。「60点」の自己採点をくだした昨年からの“巻き返し”をはかりたい。

また笹生と同学年の西郷真央、山下美夢有もおもしろい存在だ。西郷は昨年の開幕戦から2試合連続で最終日最終組入りを果たし、優勝争いを経験。この冬はジャンボ邸をメイン拠点として、徹底的に仕上げてきそうだ。また山下も序盤こそ予選落ちが続いたが、徐々にツアー生活にフィット。2度のトップ10入りなど、随所で存在感を発揮した。この“高卒ルーキー”たちにも注目したい。

もちろん奮起を誓うのは若手だけではない。25歳の木村彩子は「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」2位タイなどの活躍もあり、現在賞金ランクでも14位につける。今年、悲願を達成してもなんら不思議ではない。

また29歳の仲宗根澄香も、「日本女子オープン」3位タイなどトップ10入り3度の活躍をみせた。プロテストは5度目で合格。下部ツアーでは4勝を挙げるもレギュラーでなかなか目立った成績を残せなかった苦労人が、“遅咲き”の花を開かせる時期も近そうだ。

現在の賞金ランクトップ50だけをみても、優勝経験がないのは上記した選手も含め15人にのぼる(米ツアーメンバーとして日本女子オープンを制している宮里美香は除く)。そのなかには三ヶ島かな(18位)、濱田茉優(23位)、東浩子(41位)といった、これまで何度も優勝を前に、壁に跳ね返されてきた選手も多い。田中瑞希(26位)、高橋彩華(42位)といった黄金世代10人目の優勝も気になるところ。積年の思いが涙や笑顔に変わる瞬間を見るのも、大きな楽しみだ。


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