<マスターズ 初日◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>

ゴルフの祭典にパトロンが戻ってきた。人数限定で例年と比べては寂しい限りだが、それでもナイスショットやイーグルに惜しみなく贈られる拍手や声援によって、「マスターズ」らしい盛り上がりを見せた。


初日、もっとも盛り上がったのは16番ホール。グリーン左には池があり、右から池に向かって大きく傾斜するグリーンが特徴的な170ヤードのパー3だ。

盛り上げ役を演じたのはトミー・フリートウッド(イングランド)。15番を終えて4オーバーと苦しいプレーが続いていたが、ピン一直線に放たれた9番アイアンのティショットは、ピン手前に着弾すると、3バウンドしてカップに吸い込まれた。

ここで気になるのが、マスターズでの過去のホールインワン。すべてのパー3を見てみると、1934年以降、4番(240ヤード)は1回、6番(180ヤード)は5回、12番(155ヤード)は3回、そして16番はこの日を含めて23回ものエースが達成されている。終盤のエキサイティングなホールとして有名な16番は、うまく傾斜を使えばピンに寄る設計。大会もそのようなピン位置で盛り上がりを演出しているというわけだ。

2019年大会ではブライソン・デシャンボーとジャスティン・トーマス(ともに米国)がここでエースを達成。一緒に回っていた金谷拓実と抱き合い、喜びを爆発させたシーンは記憶に新しい。

「そこまで何もうまくいっていなかったから、特別なことが必要だった」と起死回生の一撃を振り返ったフリートウッド。首位を走る同郷のジャスティン・ローズが飛び出しているものの、2位とは5打差で、残り3日間もある。これを起爆剤に、上位を追いかける。

<ゴルフ情報ALBA.Net>