<バンテリン東海クラシック 2日目◇1日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>

午前中とは打って変わって強風が吹き荒れた午後のラウンド。どの選手もボールをコントロールするのに四苦八苦していたが、前半を2アンダーで回り、後半に入ってもスコアを2つ伸ばしていた石川遼も例外ではなかった。


「16、17、18番がアゲンストになりますからね。相当おもしろかったですけど、かなり難しかったです」と、グリーンを外しながらも必死にパーセーブした上がり3ホールを振り返った。

特に苦しかったのは最終18番パー4だ。ティショットを右ラフに入れたことでピンそばに寄せるのは難しいと考え、ボギー覚悟でグリーン左端に乗せる作戦に出る。ところが予想以上にボールが飛んでしまい、グリーン奥のラフにまで転がった。そこから4メートルにつけてパーでこらえ、この日は5バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル5アンダーまでスコアを伸ばし、16位タイまで順位を上げた。ただ、自分のゴルフに納得がいかないのか反省も忘れない。

「ラフからのアイアンショットですね。狙ったところにボールを出せていません。フルショットに近いスイングで打った時のライン出しがまだまだです」と、思うようにボールをコントロールできないことが課題のようだ。「スイングも含めて慣れていないのもありますが、ラフからはボールが当たった瞬間のフェース面で方向が決まるので、もっと練習してインパクトの精度を上げたいと思います」と、課題解決を目指して練習場へ向かっていった。

客観的に見れば、もっと上位で戦ってほしいところだが、当の石川自身にそのような考えはない。「たとえいいショットを放ったとしても、それでスイングの完成にはならないと思いますし、もっとスイングをよくできるという考えが常にあるからです」と、まだまだ修正したい部分に目を向ける。短期的に完成させるよりも、長期的な展望でプランを立てたほうが自分を見失わないという考えもある。それでも、フェアウェイが狭い三好CCで強風の中、スコアを伸ばせたこと自体は大きな収穫である。残り2日間でも手応えを感じられるだけのゴルフを目指す。

また、同組でスタートする予定だった中島啓太が腰痛のために棄権したことについては、「とにかく休んでほしいですね。自分も20歳の時に初めて腰を痛めました。まだ焦る時期ではありませんし、無理しないでねと声をかけました」と気遣っていた。(文・山西英希)

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