国内では男女ともに20代後半のベテラン2人が今季初優勝。海外では次週のメジャー大会に向けて松山英樹が好成績でフィニッシュし、畑岡奈紗は2試合連続優勝とはならなかったものの、トップ10入りを果たした。


■国内男子「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップ」(5月12〜15日、茨城県・大洗ゴルフ倶楽部、賞金総額=1億円)

日本とアジアンツアーの共同主管試合は、初日から首位を走っていた大西魁斗を今平周吾が逆転し、トータル8アンダーでツアー6勝目を挙げた。副賞として7月に行われる海外メジャー「全英オープン」の出場権も獲得した。

1打差のトータル7アンダー2位タイに大西、桂川有人、岩田寛、そして最終日にジャンボこと尾崎将司が持つ大会コースレコードの「64」を上回る「63」をマークしたアマチュアの鈴木晃祐(東北福祉大4年)が入った。大会連覇をねらった星野陸也はトータル6アンダーの6位タイで終えた。

石川遼は最終日にスコアを1つ落としてトータル1オーバーの26位タイ。世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大4年)は「74」を叩いて、トータル2オーバーの32位タイだった。

今週は茨城県・取手国際ゴルフ倶楽部でツアー唯一のプロアマ戦「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」(5月19〜22日)が行われる。

■国内女子「ほけんの窓口レディース」(5月13〜15日、福岡県・福岡カンツリー倶楽部 和白コース、賞金総額=1億2000万円)

渡邉彩香と高橋彩華がトータル11アンダーで並び、勝負の行方は18番パー5を舞台としたプレーオフへ。2ホール目にカップまで15メートルの長いバーディパットを沈めた渡邉が制し、ツアー5勝目、21年2月に結婚して以降初めての優勝となった。ホールアウト後には観戦に訪れていた夫の小林悠輔氏とハグで喜びを分かち合った。

トータル9アンダーの3位タイには小祝さくらと稲見萌寧。トータル8アンダーの5位タイには小倉彩愛と、今季初トップ10入りとなった原英莉花が入った。2日目に「66」をマークした地元・福岡出身の三ヶ島かなは、トータル6アンダーの9位タイだった。

2週連続Vをねらった山下美夢有、昨年大会覇者の大里桃子、今季4勝を挙げている西郷真央は予選落ちとなった。

今大会は大会恒例行事として“ベストスマイル賞”と“ベストドレッサー賞”も開催。スマイル賞は西村優菜、ドレッサー賞を原英莉花が受賞し、ともに2年連続の連覇となった。なおベストスマイル賞には30万円、ベストドレッサー賞には20万円が贈られた。

今週は千葉県・袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースで「ブリヂストンレディスオープン」(5月19〜22日)が行われる。今季米ツアーメンバーとして海外ツアーに参戦している渋野日向子が“凱旋”。今年初の国内戦出場が予定されている。

■米国男子「AT&Tバイロン・ネルソン」(5月12〜15日、米テキサス州・TPCクレイグランチ、賞金総額910万ドル=11億3750円)

昨年大会で初優勝を遂げたイ・キョンフン(韓国)がトータル26アンダーまで伸ばし、4打差を逆転して優勝。大会連覇でツアー2勝目を挙げた。今大会で連覇を達成したのはサム・スニード(1957〜58)、ジャック・ニクラス(1970〜71)、トム・ワトソン(1978〜80)に続く史上4人目の快挙となった。

松山英樹は最終日に1イーグル・9バーディ・1ボギーの「62」とスコアを10つ伸ばしてトータル24アンダーとしたが、2打届かず。3位タイに終わった。小平智は予選落ちとなった。

1打差の2位に地元・テキサス州ダラス出身のジョーダン・スピース(米国)。松山と並ぶ3位タイにはセバスチャン・ムニョス(コロンビア)が入った。トータル23アンダーの5位タイには最終日に「61」をマークした東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ、ジャスティン・トーマス、ライアン・パーマー(いずれも米国)が続いた。

次戦は今季海外メジャー2戦目となる「全米プロ」が行われる。

■米国女子「コグニザント・ファウンダーズカップ」(5月12〜15日、米ニュージャジー州・アッパー・モントクレア・カントリー・クラブ、賞金総額300万ドル=約3億7500万円)

東海岸で行われた米女子ツアーは、トータル19アンダーまで伸ばしたミンジー・リー(オーストラリア)が2位に2打差をつけ、ツアー通算7勝目を挙げた。

2試合連続優勝に挑んだ畑岡奈紗は、8位タイから「66」と猛チャージをみせるも届かず。トータル14アンダーの6位タイに終わった。笹生優花はトータル9アンダーの12位タイ。大会初日にカート使用による2打罰を受けた古江彩佳はトータル8アンダーの17位タイで、今季最高位フィニッシュとなった。

2打差の2位にレクシー・トンプソン(米国)、3打差の3位タイにマデリーン・サグストロム(スウェーデン)、エンジェル・イン(米国)の2人が入った。

大会後に『CMEグローブポイントランキング』を元に行われた第1回リシャッフルでは、渋野日向子がポイントランキング23位につけ、出場優先順位が149番目から99番目にアップ。古江はポイントランキング45位に入り、ともに今季出場権をほぼ確実なものとした。

■欧州男子「ソウダル・オープン」(5月12〜15日、ベルギー・リンクベン・インターナショナルGC、賞金総額200万ドル=約2億5000万円)

ベルギーで行われた新規大会は、イングランドのサム・ホースフィールドがトータル13アンダーでツアー3勝目を挙げた。2打差の2位タイにライアン・フォックス(ニュージーランド)とヤニク・ポール(ドイツ)。3打差の4位タイにオリバー・ベッカー(南アフリカ)とチェイス・ハンナ(米国)が続いた。

日本勢で唯一出場した川村昌弘はトータル5アンダーの23位タイ。史上2番目の年少記録で予選を通過したウクライナの14歳レフ・グリンベルグはトータル5オーバーの64位タイで4日間を終えた。

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