<宮里藍サントリーレディスオープン 3日目◇11日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6527ヤード・パー72>

自身のSNSで腰を痛めたことを明かしていた植竹希望。治ったものの「悪いクセがついてしまって、疲労も溜まっていて…」と前戦の「リゾートトラストレディス」で予選落ちを喫した。今大会も「73」、「72」となかなかスコアを伸ばせずにいたが、3日目は4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。4月に行われた「フジサンケイレディス」以来の“60台”に、ホッとした様子を見せた。


「ショットの調子が落ち着いてきました。横の曲げ幅がもう少し調整出来たらいいなと思います」。ツアー屈指の“下半身リード”でタメが持ち味のスイングを繰り出す植竹だが、腰を痛めた影響で、やや精彩を欠いていた。だが、2日目あたりから「感触をつかめてきた」と、徐々にキレを取り戻し始めている。

植竹といえば、大のPGAツアーファン。海外男子ツアー選手の動画を見るのが日課になっている。「マスターズ」が行われていたときは、自身もツアーに出場しながら「朝ギリギリまで(放送を)見てから来ました」と話していたほどだ。そこで気になる質問をぶつけてみた。『LIVゴルフのこと、どう思う?』

LIVゴルフはサウジアラビアの潤沢なオイルマネーをもとに、今年から開始した新リーグ。賞金総額は2500万ドル(約33億6000万円)、優勝賞金は400万ドル(約5億3700万円)と破格で、フィル・ミケルソン(米国)などのビッグネームが参戦しており、話題を呼んでいる。

「わたしが思うのは、家庭がある人って家族との時間が大事。プロゴルファーは仕事としてゴルフをやっている、ということを第一に考えると、金銭的にも、時間的にも、どっちも取れるのであれば、そっちに行きたくなるのは分かるし、間違った選択肢ではないと思います」(植竹)

そしてこのように付け加える。「オーガスタ(マスターズ)でも、全米も全英も、LIVゴルフに行った人からツアー資格をはく奪してほしくないな、というのが素直な気持ちです。少し悲しいですね」。

PGAツアーはロンドンでのLIVゴルフ開幕戦に出場した17人に、ツアー出場停止処分を与えると発表している。そのなかに含まれる、元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)、そして「大好き」と公言するセルヒオ・ガルシア(スペイン)の名前を口に出し、このように思いを語ってくれた。

「どちらにしても、選手を応援します」。ちょうど今週は『LIVゴルフ』の初戦がロンドンで行われている。まだ見られてはいないというが、これからはPGAツアーとLIVゴルフの“二刀流”で、動画を見る日々が始まりそうだ。(文・笠井あかり)

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