きょう6月16日は、米ツアー通算45勝を挙げているフィル・ミケルソン(米国)の52歳の誕生日。今季は超高額賞金の新ツアー「LIVゴルフ」参戦で、米ツアーからは事実上の追放処分を受けているが、きょうからはじまる「全米オープン」ではキャリアグランドスラムがかかっている。


幼少期に父のスイングを鏡のように見てゴルフを覚えたために、ゴルフ以外は右利きだが、スイングだけはレフティ。アマチュア時代から才能が開花し、アリゾナ州立大在学中の1990年に「全米アマチュアゴルフ選手権」を制すと、翌91年には米ツアーの「ノーザンテレコムオープン」でアマチュア優勝を遂げている。

大学卒業後の92年にプロ転向。93年の「ビュイック招待」でプロ初優勝を飾ると、その後もコンスタントに勝利を重ねていった。米ツアー通算45勝は歴代8位タイ、生涯獲得賞金9495万5060ドル(約128億円)はタイガー・ウッズ(米国)に次いで歴代2位となっている。

メジャー大会では、2004年の「マスターズ」を皮切りに、06年、10年とマスターズを3度、05年と21年には「全米プロ」を、「全英オープン」は13年に制しており、キャリアグランドスラムまで、残るは「全米オープン」だけとなっている。全米オープンではこれまで2位が6回と、チャンスはありながらも勝利を逃してきた。

メジャー6勝目となった21年の「全米プロ」は、50歳11カ月7日での勝利で、メジャー最年長優勝記録を更新。ロフト5度で47.75インチの長尺ドライバーや、2番ウッドをバッグに入れたことも話題となった。

豪快なスイングで、アグレッシブに攻めるのがミケルソンのスタイルだ。深く大きなトップから放たれる300ヤード超のドライバーショットは、林に打ち込むことも珍しくないが、少しでもチャンスがあればボールを曲げてピンを狙い、バーディを奪ってきた。またグリーンを外しても得意のロブショットで、OKにつけるなど、とにかく絵に書いたような、ファンの期待に応えるプレーをしてきた選手だ。

今季はプレーよりも「LIVゴルフ」参戦が話題になった。早くから新ツアー参戦が噂され、米ツアーを非難する発言までしたミケルソンは、「マスターズ」や「全米プロ」を欠場。先週行われたLIVゴルフ開幕戦でプレーし、「新ツアーへ出場した選手は米ツアーへの参加資格を失う」とした米ツアーから事実上の追放処分となっている。

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