<ニチレイレディス 初日◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6527ヤード・パー72>

今大会の開催コースは袖ヶ浦カンツリークラブ。そして、先月の「ブリヂストンレディス」の開催コースも同じ袖ヶ浦カンツリークラブだった。といっても、そのあとが違う。今回は新袖コースでブリヂストンが袖ヶ浦コース。その両方で上位に名を連ねているのが有村智恵だ。


ブリヂストンでは3日目を終えて2位タイにつけるも、最終日に「75」と崩れ7位。そして今週の新袖初日では、ボギーなしの6バーディを奪いトップと2打差の3位発進を決めた。

「先週最終日にすごく打ってしまって、コーチとキャディとスイングの話をしっかり詰めることができた。今週は少しフェイス面をまっすぐ当てるような意識で打つようになったら、ショットがよくなりました」。ツアーでいちばん小さなグリーンで知られる新袖コースで、見事な好プレーを展開した。

それだけでなく、パッティングにも一工夫を加えた。今週は「10年以上前かもしれない」というクロスハンドグリップで臨んだ。さらに、昨年使っていたセンターシャフトのパターを投入し、チャンスを決めきった。

左肩が上がった形が有村のパッティングスタイル。ところが、これではインパクトがブレることがあるため、「理想はインビー(・パーク)」とパットの名手を真似て、レベルストロークを心がけたことにより、転がりもよくなった。

「私は誰かをイメージするのが好きなので」と、いいと思うものはすぐに取り入れる。そしてすぐに結果に現れるあたり、袖ヶ浦という地はやはり有村にとって縁起のいい場所なのかも知れない。

ブリヂストンの時には、「最終日、たくさんの方が応援してくださっているという感覚がありました」と勝てなかった悔しさはまだ残り、優勝の2文字への欲望は高まった。「今週も袖ヶ浦。違うコースですけど、リベンジしたいと思います」。袖ヶ浦の借りは袖ヶ浦で。有村が4年ぶり15勝目を貪欲に狙っている。(文・高桑均)

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