<大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇20日◇滝のカントリークラブ(北海道)◇6560ヤード・パー72>

国内女子ツアーは今週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦に突入。公式練習日には、本間ゴルフの見慣れないドライバーをテストする選手たちの姿があった。


「えっ、やばっ」、「お〜、すごい」、「地球儀みたい」などとインパクトのある第一声が聞こえてくる。ソール部には『PROTO』とともに製品名と思われる『NX』の文字が大きく書かれている。ソール形状やフェース面などにもテクノロジーのヒミツが隠されていそうだが、見た目にも突っ込みたくなるクラウン部に大きな特徴がある。

カーボンクラウンで格子状に凹凸があり、一目で今までと違うクラブというのが分かる。「ソリッドカーボンクラウン」と印字されたクラウン部について、本間ゴルフのプロ担当に聞くと、「格子状のカーボンクラウンによる軽量かつ高弾性のボディが、インパクト時のエネルギーロスを抑え、飛距離アップにつなげます」と説明してくれた。

テストしている選手の声を聞いてみた。今季、ドライビングディスタンス2位の葭葉ルミは、「ボールが上がってキャリーが出ている感じです。もう少し調整したら今のエースクラブより飛びそうですね」と、飛距離性能に手応えを感じている。

未勝利ながらメルセデスランキング25位につける金澤志奈は「インパクトが厚く当たっている感じがします。打音は低めで、強い球で風に強そう。クラウンの見た目は気になりませんね」と球の強さを違いに挙げる。

ほかにも「顔が好きですね。つかまりそうで構えやすい。初速が出ていそう」(林菜乃子)、「やわらかめで好きな打感です。ボールをコントロールしている感じがあります」(吉川桃)。「インパクトにしっかり感があってパワーロスしていない感じがします。すぐに使いたい」(後藤未有)と好感触の声が聞かれるが、その中でも一番驚いていたのは蛭田みなみだ。

弾道計測器「トラックマン」の数値ではエースドライバーと比べてキャリーで10ヤード近く飛んでいた。「ぶ厚いインパクトの感じで初速が出ています。顔もつかまりそうで安心感ありますし、右ペラ(スライス)が一回も出ませんでした」と蛭田。10数球打ったが、ボールがつかまらないことは一度もなかった。

計測データに納得する選手が多く「すぐに試合で使いたい」という声も多かったが、まだR&Aの認可が下りておらず、ツアーで使用できるのは8月中の見込み。クラウンが特徴の新ドライバーが、真夏のツアーを席捲するかもしれない。

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