8月に行われた「全米女子アマチュア選手権」で日本勢37年ぶりの優勝を果たした馬場咲希(17歳)が国内女子ツアーの「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に参戦。米国男子ツアーは早くも新シーズンが開幕し、松山英樹が出陣する。米国オレゴン州には渋野日向子が出場。国内外で熱戦が展開される。


■米国男子「フォーティネット選手権」(15〜18日、米カリフォルニア州・シルベラードリゾート&スパ ノースC、賞金総額800万ドル=約11億4000万円)

米国男子ツアーは今週から、来年8月まで続く新シーズンが幕を開ける。昨シーズンはローリー・マキロイ(北アイルランド)が「ツアー選手権」を制して自身3度目の年間王者を獲得。世界最高峰の選手たちが、再び年間王者を争うレースをスタートする。

日本勢では唯一、松山英樹がエントリー。昨シーズン、松山はシーズン2勝を挙げ、フェデックスランキング11位で終えたものの、22年に入ってからは故障に苦しみ、完全燃焼とはならなかった。

昨年大会ではマックス・ホーマ(米国)がトータル19アンダーで優勝し、松山はトータル13アンダー・6位タイ。開幕戦でいいパフォーマンスを見せて、復調をアピールしたいところだ。

■米国女子「ポートランドクラシック」(15〜18日、米オレゴン州・コロンビア・エッジウォーターCC、賞金総額140万ドル=約2億円)

米国女子ツアーは11月の最終戦に向かって残り8試合。シーズン終盤に差しかかかってきた。

今大会は過去に岡本綾子(1986年)、宮里藍(10年)、宮里美香(12年)が優勝。昨年大会は世界ランク1位のコ・ジンヨン(韓国)が制したが今年はエントリーしていない。

日本勢では古江彩佳、渋野日向子、野村敏京、上原彩子が出場する。日本人4人目の優勝者として名を刻めるか、そして「AIG女子オープン」(全英)で3位に入ってから、2試合連続予選落ちとなっている渋野の奮起にも期待がかかる。

■国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」(16日〜18日、愛知県・新南愛知カントリークラブ美浜コース、賞金総額1億円)

今週は愛知県に舞台を移し、渋野が勝った19年大会以来、3年ぶりに有観客で行われる今大会。何と言っても目玉は、「全米女子アマ」を制した高校2年生の馬場咲希だろう。今大会には主催者推薦での出場となる。

馬場は6月の「全米女子オープン」で予選ラウンドを突破し49位タイに入ると、7月の「全米女子ジュニア」では、予選ラウンドをトップタイで通過して、決勝トーナメントでベスト32まで進んだ。そして迎えた8月の「全米女子アマ」では、日本勢では服部道子以来、37年ぶりの優勝を遂げるなど、海外で強さを発揮している。175センチの長身から放たれる平均270ヤードの飛距離に加えて、勝負強いパットも光る。

昨年大会は西村優菜が最終日に首位と5打差から出て「63」をマークして逆転優勝。首位に並んで最終ホールを迎えた植竹希望は、池に入れて涙を飲んでいる。西村の連覇か、植竹のリベンジか。今年波に乗っている17歳の馬場、先週の「日本女子プロゴルフ選手権」で初優勝を挙げた19歳の川崎春花にも期待が集まる。

■国内男子「ANAオープン」(15〜18日、北海道・札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース、賞金総額1億円)

今週の男子は北の大地で、青木功、杉原輝雄、中嶋常幸、尾崎将司らレジェンドが優勝者に名を連ねる伝統の大会が行われる。

昨年の優勝者はスコット・ビンセント(ジンバブエ)。3打差を逆転してツアー2勝目を挙げた。そして、直近3試合で2度のトップ5と調子を上げている石川遼も歴代優勝者の1人。米ツアーでのシーズンを終えたばかりの小平智も帰国参戦し、レベルの高いゴルフが見られそう。

ここ2試合は22歳の河本力、23歳の大西魁斗が優勝しており、このまま一気に世代交代が進むのかどうかも気になるところだ。

■国内シニア「日本シニアオープン」(15〜18日、滋賀県・タラオカントリークラブ 西コース、賞金総額8千万円)

国内シニアは滋賀県を舞台にナショナルオープンを開催。昨年大会は手嶋多一が2位に8打差をつける別次元のゴルフで圧勝。シニアツアー2勝目を挙げた。

先週の「コマツオープン」で優勝し、昨年大会のリベンジに燃える深堀圭一郎を筆頭に、シニア賞金ランクトップの藤田寛之、前週シニアデビューしたばかりの宮本勝昌らが参戦。どの選手も今大会に向けてピークを合わせてきており、ベテランたちの熱い戦いが繰り広げられそうだ。

■欧州男子「DSオートモビルズ イタリアオープン」(15〜18日、イタリア・マルコ・シモーネGC、賞金総額300万ユーロ=約4億3000万円)

今週の欧州男子ツアーはイタリアが舞台。昨年大会はデンマークのニコライ・ホッジガードがトータル13アンダーで欧州ツアー初優勝を遂げた。その前週は双子の兄弟ラスムスが優勝。史上初の双子の2週連続優勝となった。

日本からは川村昌弘が出場。昨年は5位タイに入っており、それ以上の活躍に期待したい。

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