<ポートランドクラシック 最終日◇18日◇コロンビア・エッジウォーターCC(米オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

バーディを3つ奪いながらも、ダブルボギーが2つにボギーが3つ。首位と1打差の4位タイから出た渋野日向子は、トータル8アンダー・28位タイまで後退した一日を「くだらないゴルフをしたな」と切り捨てた。


前日はショット、パットともに安定し「66」をマーク。そのスコアよりも「自分のゴルフに納得できていることがうれしい」と満足感を覚えた。これで優勝争いにも名乗りをあげたが、一転、最終日は「何もできない一日」に。うなだれるシーンも目立った。

今週の課題の一つで、前日は鳴りを潜めていた『引っかけたショット』が再び顔をのぞかせた。1番の2打目はグリーン奥のカラーに着弾。ここはアプローチでなんとかパーを拾ったが、続く2番パー3で今度はティショットがグリーン左手前の深いバンカーに入りボギーになった。「右にも左にも行くショットが多かった。自分の感覚とタイミングが合っていなかった」。3番も7番アイアンで放った2打目が、左ピンに対して右のカラーへ飛びスコアを落とすなど、ショットでピンチを作ってしのぎきれない。

2日続けてバーディを奪った5番パー5では、30ヤードほどの3打目アプローチを左1.5メートルにつけるチャンスがようやく来たが、これも仕留めることができない。「そこまでのことも影響して、パットどうこうの問題ではないけど、メンタル的にもよくなかった。確かにあれが入れば流れも気持ちも変わったと思う。あそこを外した瞬間に“プチッ”となってしまった」。きょう一日のゴルフを象徴する一打に「残念です」と振り返る。

9番のダブルボギーは、グリーン奥、逆目の3打目アプローチからいい球を打ちながらカップを抜け4メートルオーバーしたところから3パット。11番のダブりボギーは、大きく左に出た2打目のアイアンショットがカート道に跳ね、深い茂みに入るという不運も重なった。「アプローチのライがよくないところも多かったし、(ボールの)後ろがラフなどギリギリで難しいことも多かった。しゃーない」。どうにもうまくいかないことが続いた。

「67」を出した初日や、1イーグル・3バーディ・4ボギーで「むちゃくちゃなゴルフ」と評した2日目に感じていたモヤモヤは、3日目に一度薄れたが、最後にまた「4日間ちゃんとしたゴルフをしないと上位で戦えない。一日こういうゴルフするとすべて台無し」と思わされることになった。「この3日間がなかったような感じです」。消化不良のままオレゴン州を離れることになる。

来週はアーカンソー州に舞台を移し、3日間大会に臨む。そこでの準備もショットの調整、グリーン周りの確認、パッティングと「やることは変わらない」。この最終日もウェッジは引き続きチャンスを作り出していたが、本人は「パー5もだし、(ウェッジで2.5メートルに寄せた)14番もバーディを獲れたし、そこはいい風にとらえておきたい…けど今はとらえられない」と、それ以外の課題がまずは頭に思い浮かぶ。

現段階では、10月の「LPGAメディヒール選手権」(カリフォルニア州)まで6連戦をプレーするスケジュールを組む。全組終了後、すっかりひとけの少なくなった練習場でショートパットなど練習をする渋野の姿があった。手応えを感じることができた“一日”を、また一日、さらに一日と増やしていきたい。(文・間宮輝憲)

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