<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 3日目◇1日◇オールドアメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>

安定感が売りの古江彩佳だが、この日はすべてがうまくいかなかった。出だしの1番ではセカンドがバンカーにつかまりスタンスが取れず。右足がバンカー外というライから大きくピンをオーバー。2メートルのボギーパットを沈めてなんとかダブルボギーを回避。と、そんなスタートから終始流れをつかめずに1日が進んだ。


3番で初バーディを奪って取り戻したが、5番でまたしてもバンカーにつかまりボギー。直後の6番パー5ではスーパーアプローチでバーディを奪い立ち直ったかに見えたが、折り返した後半は11番から3連続ボギー。「前半はまだバーディも獲りながら、イーブンで収められたのはよかったけど、今日は本当にしんどかった1日」と振り返る。

ショットがうまくいかないという1日のなかで、古江は何を考え、実行に移したのか。「一打一打切り替えはしていて、まっすぐ行くことだけは考えているけど、修正しようとは思わずにやっていました」。常に表情を変えずにプレーする古江。怒りや喜びも外からは分からないが、不調の時には、「ミスのことは考えず」、ひたすらまっすぐ打つことに集中しているという。

そのガマンが実ったのが最終18番。ティショットをフェアウェイ真ん中に置いたが、不運にもディボット跡につかまった。「そこまで深くはなかったしクラブヘッドも入った」とはいうものの、苦しい1日の締めくくりにめげてもおかしくない状況。それでも古江は平然と156ヤードを8番でヒットし、ピン奥5メートルに乗せた。

「最後やっとパターが入ってくれて、言い終り方ができたかなと思います」と下りのパッティングを決めてバーディ。苦しかった18ホールとしては、最高の締めくくり方には笑みを見せる。

大会前にはアンダーパーで回れればいいと話していたが、初日、2日目と続けたアンダーの世界も3日目は2オーバーと後退。トータル1アンダー・34位タイからの逆襲へ。残された最終日は再びアンダーパーで回り、上を目指していく。(文・高桑均)

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