メジャー2勝を含むツアー通算5勝のコリン・モリカワ(米国)だが、2021−22シーズンは未勝利で終えた。21年10月「CJカップ」、今年2月「ジェネシス招待」での2位が最高位で、「とてもがっかりだった。なんだかとても年を取った気分だ」と25歳は振り返った。


そのチーム・モリカワに新たなメンバーが加わった。“人生初”というパッティングコーチにスティーブン・スウィーニーを迎え、今週の「ワールドワイド・テクノロジー選手権atマヤコバ」から調整を開始した。

モリカワの代理人アンドリュー・キッパー氏とスウィーニーは、ともにコリンとのタッグを確認した。アイルランド出身のスウィーニーはシェーン・ローリー(アイルランド)、アーロン・ワイズ(米国)、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)、LIVに移籍したホアキン・ニーマン(チリ)らのコーチとして知られている。

パッティングの苦戦が続くモリカワは、21−22年シーズンのストロークゲイン・パッティング(パットの貢献度)は『-0.88』でツアー131位。特に5フィート(約1.5メートル)のパット成功率は69.49%で、なんと190位に低迷する。一方で、フェアウェイキープ率は65.27%で29位、グリーンを狙うショットの貢献度は『+0.854』で3位と、ショットの精度の高さを誇っている。

シーズン中には何度もパターを替え、9月の「プレジデンツカップ」でもその様子が確認された。米ツアーでの勝利は21年7月の「全英オープン」が最後で、同年11月のDPワールド(欧州)ツアーの最終戦「DPワールドツアー選手権」での優勝以来、勝ち星から遠ざかっている。その2週間後、バハマでのタイガー・ウッズ(米国)主催の「ヒーロー・ワールドチャレンジ」では、5打リードで最終日を迎えながらもビクトル・ホブラン(ノルウェー)に惨敗した。

ちなみにモリカワは19年のプロ転向以来、パットの貢献度が128位、178位、そして昨季の131位とウイークポイント。先月の「CJカップ」を29位で終えたあと、モリカワはフロリダ州へ移動し、契約するテーラーメイド社のコマーシャル撮影を行った。その際に友人のワイズとパッティングについて話し、スウィーニーと連絡を取ったという。

今週は月曜日から「とくに昨今はスピードに苦戦していた」というパッティングを徹底調整。大会初日は「71」と出遅れたが、2日目「63」、3日目は「68」でトータル11アンダー・16位タイにつけている。

これまでパッティングコーチがいなかったモリカワは“フィーリング派”。ゆえに「全英で勝ったようにパターが冴える要因も分からないし、入らない理由も分からない」とスウィーニーは話す。現在世界ランキングは9位まで後退したモリカワが、新チームで巻き返しを目指す。(文・武川玲子=米国在住)

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