今シーズンも残り3試合だが、山下美夢有が今週の国内女子ツアー「伊藤園レディス」で“年間最優秀選手”に輝く可能性がある。


国内女子ツアー、海外メジャー大会での順位をポイントに換算し、年間通じての活躍を評価する“メルセデス・ランキング”(MR)。昨シーズンでは賞金ランキングとMRの50位までの選手にシード権が与えられたが、それが今季からはMRのみと一本化された。ランキング1位でシーズンを終えると年間最優秀選手、すなわち年間女王と呼ばれ、4年のシードが付与される。

先週の「TOTOジャパンクラシック」を5位タイで終えて82.50ptを上積みした山下は、通算2788.78ptとして2位の西郷真央(2209.33pt)との差を579.45ptに広げた。伊藤園レディスで山下が優勝して西郷が単独4位以下となれば差は700pt以上に広がり、西郷が次戦の4日間大会「大王製紙エリエールレディス」(優勝300pt)、予選落ちなしの国内メジャー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(優勝400pt)を制しても追いつくことができないため、その時点で早くも年間女王が決定する。

伊藤園レディスからの3戦で、獲得できる最大ポイントは900pt。つまり、現時点で逆転戴冠の可能性が残されているのは山下との差が900pt以下の選手で、3位につける稲見萌寧(2102.19pt、山下との差686.59pt)、4位の西村優菜(1924.57pt、山下との差864.21pt)まで。5位の吉田優利(1804.51pt)は984.27ptの差があるため可能性は消滅した。

西郷の逆転には、残り3試合での最低1勝は絶対で、山下の順位によってさらに条件は変わってくる。稲見は伊藤園レディスとエリエールレディスの連勝か、リコーカップの優勝が最低条件に。西村は3戦全勝が必須だ。

山下はかねて「女王争いは意識していない」と語っているが、その栄冠はもう目と鼻の先。山下が逃げ切るか、はたまた西郷、稲見、西村が劇的な逆転をみせるか。女王争いからも目が離せない。

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