<ペリカン女子選手権 2日目◇11日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6341ヤード・パー70>

木曜日のプレーがハリケーン接近のため中止となった「ペリカン女子選手権」は、現地時間の11日(金)に第1ラウンドが行われ、古江彩佳は早朝からスタート。2バーディ・3ボギーの「71」で78位タイ発進と遅れた。


今年の開幕時以来のフロリダでの試合で、特有の芝にやや苦戦。フラット気味に入る古江は芝に食われないようにと「ダフリを意識して上から入っていた」と自然とボールをつぶす打ち方となっていたため、左へのミスに苦しんだ。

前半はなんとかしのぎながらの1ボギー。後半も苦しいパーセーブから始まると、11番ではこの日初バーディ。「長いバーディ(パット)だったけど、気持ちよかった」と、ここから勢いに乗るかに見えたが、15番パー3でもティショットを左に曲げ、グリーン左端から3パット。思うようにスコアをつくれなかった。

2オーバーまでスコアを落として迎えた17番。短いパー4でようやくセカンドを1メートルに寄せるショットでバーディ。「やっとショットで寄せられてバーディがきてくれたので、気持ちは楽だった」と気分よく最終18番へ。ティショットをフェアウェイに置いたが、ここでトラブルに見舞われる。

前日は強い雨が降り続き、フェアウェイは多くの水を含んだ状態。「水が増えて、ボールの場所によっては(水が)浮いてきたりして」と話すように、この日はリフトアンドクリーンが採用された。芝が短く刈り込まれたフェアウェイではボールを拾い上げ、一度吹いて置き直す処置が可能だったが、それでも思わぬ水に悩まされる場面が最後の最後に起きてしまった。

グリーン手前には池が待ち構える18番。古江の2打目は打った瞬間に短いと分かるショット。池はなんとか越えたものの、傾斜で戻り吸い込まれた。「踏んでも水が浮いてくるライではなくて、打ったら水、みたいな感じだった。そこまで悪いショットではなかったけど、打った瞬間、そんなに(水が)出るのか、これは届かない(笑)と」。2打目地点の思わぬ事態に、ピンチを迎えた。

池を越えてから入水したため、池とグリーンのあいだにドロップ。4打目は急な左足上がりのライから、「ボールが動かないでほしいという気持ちが大きくて」と放った一打は、なんと直接カップイン。チップインパーの締めくくりには、2度驚きの最終ホールとなった。

「ヒヤヒヤものだったけど、なんとか入ってくれてよかった。ラッキーでした」と振り返る一打もありながら1オーバーの滑り出し。「まずはしっかり予選通過できるように、バーディを増やしていきたい」と臨む第2ラウンド。54ホールに短縮となった大会での出遅れは致命傷になりかねないが、なんとか踏ん張った古江の巻き返しが待たれる。(文・高桑均)

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