<伊藤園レディス 初日◇11日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

今週女王戴冠が決まるかもしれない山下美夢有の組が、多くのギャラリーを引き連れた大会初日。ただ会場には、この組に負けず劣らずの行列を作り出した3人がいた。それが渡邉彩香、原英莉花のプロ2人に、アマチュア馬場咲希(代々木高2年)を加えた“飛ばし屋グループ”だ。


スタートの1番ホールティからすでに人垣ができ、ロープ外からティショットを見るのもなかなか困難な状況。選手がコースに出ると同時に、ぞろぞろと大移動が始まる。ギャラリーの話し声を聞くと、「あそこまで飛ぶんだ」、「誰が一番飛ばすのかな」など、やはり“飛距離への期待”をうかがわせるものも多かった。

この組に入っていた馬場も、「組み合わせを見た時に飛ばし合いを観に来てくれる人がたくさんいると思った」とその期待は感じていた様子。ただ“飛距離270ヤード”というふれこみのドライバーは「最近は飛距離が落ちている」と告白する。それゆえ「そこ(飛ばし合い)はあまり気にせず、飛ばしたいとかも思いませんでした。飛ばし屋の2人とのラウンドで勉強しようと思いながら回りました」という気持ちでプレーしていたことを明かした。

では実際に誰が一番飛ばしたのか? 今大会の計測ホールは、4番パー4と15番パー5で、以下がそこでの3人の結果だ。

渡邉 4番:287Y、15番:259Y、平均273.0Y
原  4番:270Y、15番:251Y、平均260.5Y
馬場 4番:262Y、15番:236Y、平均249.0Y

結果的に渡邉が“飛ばし屋対決”を制す形に。ちなみに、この平均273.0ヤードは全体を見渡しても1位だった。一方でスコアは原と馬場が3アンダーの13位タイで、イーブンパーだった渡邉をリードした。

とはいえ、17歳のアマチュア選手にとって、そういった数字以上にプロから学ぶことは多い。「2人ともアゲンストの風の時でも、すごく強い球が出ていました。私は弱い球で打っちゃうので…。無風の時と変わらない球を打っていて、すごくかっこいいなと思いました」。この“注目対決”は、馬場にとっても刮目すべき時間になったようだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>