米女子ツアーは最終戦。トップランカーのみが集まる超高額大会に、日本勢は畑岡奈紗、渋野日向子ら4人が参戦する。国内女子ツアーも最終戦を目前としてシード争いが大詰め。今週のツアーを一気におさらいする。


■米国女子「CMEグループ・ツアー選手権」(17〜20日、米フロリダ州・ティブロンGC、賞金総額700万ドル=約9億8000万円)

長かったシーズンも最後の戦い。前週までの年間ポイントレース上位60人のみが出場できるエリートフィールドに、日本勢は畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子の4人が出場する。

今大会の賞金総額は700万ドル、日本円にして約9億8000万円のビッグトーナメント。予選カットなしの4日間72ホールで争われる戦い。前週までのポイントはリセットされ、今週の勝者が女子ゴルフ史上最高額の優勝賞金200万ドル(約2億8000万円)と“年間女王”の称号を手にする。

20、21年大会を覇者のコ・ジンヨン(韓国)は3連覇という快挙をねらう。前週大会を制して世界ランキング1位に返り咲いたネリー・コルダ(米国)、新人賞を確定させているタイの19歳アタヤ・ティティクル(タイ)らのトップランカーが集まる今大会。それに挑む日本勢4人は、どんな集大成をみせるのか。

■国内女子「大王製紙エリエールレディス」(17〜20日、愛媛県・エリエールゴルフクラブ松山、賞金総額1億円)

シーズンも残り2戦だが、最終戦はメルセデス・ランキング上位選手のみの出場となるため、シード権獲得を目指す選手にとっては今大会が事実上の“最終戦”。50人の枠をかけたし烈な戦い、そして今季4つ目のメジャー大会「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」への出場権をかけた争いが繰り広げられる。

昨年大会はトータル17アンダーまで伸ばした原英莉花が1年ぶりの勝利を手にした。今季はここまで未勝利で、最終戦へのへの出場権も手中に収めていない状況。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今大会で、一気に浮上したいところ。

また渋野日向子の妹・暉璃子(きりこ、明治大学2年)がレギュラーツアー初出場。同じくアマチュアでは今年の「全米女子アマ」覇者の馬場咲希(代々木高2年)、今年のプロテストに合格したばかりの藤井美羽(みう、栄徳高2年)もフィールドに集い、ローアマ争いにも注目が集まる。

■国内男子「ダンロップフェニックス」(17〜20日、宮崎県・フェニックスカントリークラブ、賞金総額2億円)

シーズン終盤の高額賞金大会は、富士の麓から宮崎へ。賞金総額2億円、優勝賞金4000万円の「ダンロップフェニックス」が開催される。

49回目を迎える今大会は、キャメロン・チャンプやコリン・モリカワ(いずれも米国)らが来日した19年以来、3年ぶりに海外の注目選手を招聘(しょうへい)。今年はタイガー・ウッズ(米国)以来となる21歳を迎える前に米ツアーで複数勝利を挙げた“トム・キム”ことキム・ジュヒョン(韓国)やプレジデンツカップメンバーのコリー・コナーズ(カナダ)ら5選手が参戦する。

それらを迎え撃つ日本勢もフィールドが厚い。先週3年ぶりの優勝を遂げて2週連続Vをねらう石川遼をはじめ、昨年覇者のチャン・キム(米国)、賞金ランキング1位を走る比嘉一貴、プロ転向後3試合目となる蝉川泰果(たいが)が出場。山下美夢有の弟で下部のABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」でアマチュア優勝を果たした山下勝将(まさゆき)にも注目。

今シーズンも残すは3戦。最終戦までのカウントダウンがはじまるなか、シード争いや賞金王争いからも目が離せない。

■米国男子「ザ・RSMクラシック」(17〜20日、米ジョージア州・シーアイランド・リゾートGC シーサイドC、賞金総額810万ドル=約11億3000万円)

テキサス州から東海岸のジョージア州に移り、今週の米国男子ツアーは「ザ・RSMクラシック」が行われる。22年に開催される大会としてはレギュラーシーズン最終戦。昨年は30歳の誕生日を迎えたテイラー・グーチ(米国)がツアー初優勝を飾った。

直近7試合で3勝を挙げているトニー・フィナウ(米国)が優勝候補最有力。勢いそのままに2週連続優勝なるか。先週大会を途中棄権した松山英樹はエントリーしていない。

■欧州男子「DPワールドツアー選手権」(17〜20日、アラブ首長国連邦・ジュメイラ・ゴルフエステーツ アースC、賞金総額1000万ドル=約14億円)

欧州ツアーもいよいよ最終戦。ポイントランキング50位までの選手が出場できる今大会を終えて、ポイントランキング1位の選手が“年間王者”戴冠となる。

昨年はコリン・モリカワ(米国)が制し、アメリカ勢初の欧州ツアー年間王者に輝いた。だが、モリカワは今大会開幕を前に欠場を表明。ディフェンディングチャンピオン不在のフィールドとなった。

現在のポイントランキング1位はローリー・マキロイ(北アイルランド、4154.1pt)で、2位につけるライアン・フォックス(ニュージーランド、4026.0pt)との差は128.1ptと僅差。21-22年シーズンの米PGAツアーの年間王者となったマキロイが2冠を目指す。

<ゴルフ情報ALBA.Net>