<CMEグループ・ツアー選手権 2日目◇18日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>

初日に2オーバーと出遅れ、2日目に挽回を期した渋野日向子は3バーディ・2ボギーの「71」とスコアをひとつ戻し、トータル1オーバーの45位タイで3日目に臨む。


強いアゲンストの風が吹きつける、1番から4番の難関ホールをどう乗り切るかがポイントだった。1番パー5では3打目を4メートルに寄せてバーディ発進。だが、2番パー4ではアゲンストのなか2打目を7番ウッドで打たされ、これがピンを大きくオーバーした。15メートル近い距離から3パットのボギー。「ロングパットが下手くそすぎる」と自戒のコメントを残したが、それでも2メートルほどのパーパットを沈め続け、流れを切らさなかった。

フォローの風となった6番パー5ではドライバーでフェアウェイを捉えると、ピンまで198ヤードの2打目を5番ユーティリティで2オンに成功。「乗ってくれてよかった。あの距離をユーティリティで打てるところまで飛んでいたのもよかった」とイーグルチャンスを演出した。ところが下り5メートルのイーグルトライは「下手くそすぎる(笑)」とカップをかすめずにオーバー。返しのパットを沈めたものの、スッキリしないバーディに表情は晴れない。

続く7番パー4では思いがけない一打を打たされる羽目になる。3番ウッドでフェアウェイに運ぶと、9番アイアンでの2打目は大きく左へ。グリーンを転がり、左バンカーに入った。「スコットランド(のコース)みたいな直角のところに行きやがって…」。ボールは高い壁にくっつくように止まっていた。

ここで渋野は時間をかけずに決断。すぐに出せると判断したのではなく、「冷静でいられた。とりあえず壁に当たって戻ってきても、もとあるところよりもこっち(後方)だったらましかな」と“壁ドン”を覚悟していた。

この3打目は一発で脱出に成功し、なんとかグリーンオン。ここでボギーを喫するが、その後はしっかりとチャンスメイクに成功していった。後半は3〜4メートルのバーディチャンスを量産するも決めきれず、17番のパー5でようやくバーディ。折り返してからはボギーなしのプレーを見せて、なんとかアンダーパーでラウンドを終えた。

パッティングの修正を課題としたが、ショットは初日より復調気配。「あしたはもう少し攻めていきたい」と残り2日間を見据え、攻撃に転じる構えだ。(文・高桑均)

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