昨年大会は古江彩佳との賞金女王争いを繰り広げ、見事戴冠。今年はすでに山下美夢有の女王戴冠が決まっていたことで「気持ちが楽です(笑)」と最終戦に臨んだ稲見萌寧は、14位タイでシーズンを締めくくった。


年間8勝、夏に行われた東京五輪で銀メダル獲得、賞金女王戴冠と「わたしの人生でも記憶に残る」と“絶対女王”の名をとどろかせた昨年と比べれば、「苦しいほうが多かった」と振り返る2022年。今季開幕戦では、オフになかなか練習時間を作ることができず、完成度は「30〜40%」と不安を口にしていた。その後もパーオン率1位のショットメーカーは苦しみ、違和感はぬぐえない。試行錯誤の日々が続いていることは、シーズン中、何度も吐露していた。

そんな苦悩のシーズンでも、2勝をマーク。「リシャール・ミル ヨネックスレディス」では完全優勝を飾り、「ニトリレディス」では自身初の大会連覇を果たした。「2勝できて、2連覇という人生初めてのこともできた。この内容でも賞金ランキング上位にいられているのでよかったかな」と、メルセデス・ランキングと賞金ランキングでともに3位という上位で終えられた一年を振り返り、胸をなでおろす。

「そこだけは死守していきたい」と話していたパーオン率は、大会最終日に山下にかわされ、2位で終えることになった。1日10時間のトレーニングをするという“練習の虫”はオフに力を込める。「めちゃくちゃトレーニングして、体を作って、ショットとか全体的に安定するように頑張りたいですね」。本人曰く「動いていたいタイプ」。ゴルフに忙しく、いつも以上に動き回るオフになりそうだ。

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