「いわさき白露シニア」の2日目、186ヤード設定の12番パー3で横田真一のティショットはピンサイドのラフへ。グリーンに歩き出す前にキャディの福城遊さんに「3点セットお願い!」と横田はいう。そこにはウェッジ2本に加えて、ユーティリティが1本入っていた。


レギュラー時代からアプローチイップスを抱えながら戦っている横田真一。結局、エッジまで2ヤード、エッジからピンまで5ヤードのアプローチは、21度のユーティリティで80センチに寄せてパーセーブした。通常ならウェッジで寄せる状況だ。

これについて横田に聞くと、「イップス3点セットですね」と笑う。「順番的にはなるべく転がせるクラブから入りますね。ユーティリティが使えるときは21度がファーストチョイスです」。打ち方を見ると、パターのように両ヒジを曲げて持ち、パターのように打つ。これがウェッジになっても、同じ打ち方をしているときもある。

「パターみたいな持ち方だけど、パターよりはちょっと手首を使うかな。左腕に力がはいっちゃうのでゆるゆるにして、適当にポチャーンと打ちます。21度ならチャックリの心配もないし、5メートル以内の1パットで狙える圏内には絶対寄る(笑)」

ユーティリティでは打てない下りの止めなきゃいけない状況では52度を使い、58度はあまり使わない。「58度になると緊張しちゃうし、下をくぐっちゃう。手が前に出て(ターゲット方向に出て)スイングが悪くなっちゃう。ヘッドが使えない。昭和のプレーヤーは手元が出たらチーンだから。いまどきの選手とは逆。ロブショットも52度でやりますね」と、52度でフェースを開いてフワッと上げるショットも見せてくれた。

これから芝がペタペタに薄くなって、ただでさえ58度や60度でのアプローチが難しい季節を迎える。ユーティリティを使った横田の打ち方は、アプローチ下手のアマチュアにも参考になりそうだ。

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