<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

日本の賞金王としてハワイに乗り込んだ比嘉一貴は日没のため全ホールを終了できず、16ホールを終えて3バーディ・2ボギーの1アンダー・暫定53位タイ。17番パー3で1.5メートルのパーパットを残し、2日目へと向かう。


4番、5番で連続ボギーとスコアを崩し迎えた9番で初バーディ。バックナインに入ると14番、15番で連続バーディを奪い、アンダーパーグループに入った。「前半はバタバタというか。アプローチのミスが目立った」と小技に不満を残したが、「そんなに悪いわけではない」と平常心でプレーを続けて回復傾向に持ち直した。

大会前には4月に行われる「マスターズ」からの特別招待状も届き、このあとも欧州ツアーへの参戦が決まっている。「やっぱりあしたの17番のパーパット、結構大事なんじゃないかな。スタートとしては。そのぶん、朝は似たようなラインを探して練習できるので」と、まずは無難なスタートを決め、第2ラウンド、決勝ラウンド、そして今後へとつなげていきたい。

注目の蝉川泰果(東北福祉大4年)は5バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「71」で回り、1オーバー・暫定101位タイの滑り出し。予選通過、目標とする上位進出に向けては挽回が必要だ。

「4パットしたり、3パットしたり、もったいないミスが多かった」と目の強いグリーン上で苦戦を強いられたが、「しっかりバーディも獲れた」と一進一退の一日を振り返る。

日曜日から練習を重ね、ハワイ特有の風も経験してきたが、やはり実戦の場ではイメージが違った。2日目は風が弱まるとみられる朝のスタート。「ひとつでも多く伸ばして、しっかり予選をクリアできれば」と意気込む。

【初日の日本人選手コメント】

・比嘉一貴(1アンダー・暫定53位タイ)
「(日没が迫る中でのプレーで)見えたんですけど、暗いのが苦手で。急いでも仕方ないので(1.5メートルのパーパットを残して)。前半バタバタ、バタバタというか、アプローチが難しくて、そのミスですね。ティショットがラフに行ってしまったからのミスでもあるんですけど。パーを獲れる状況ではあったので、アプローチのミスが目立った。うまく花道だったり、アプローチしやすいところには運べたんですけど。そこからのアプローチが全然だめだった。まあ、そんなに悪いわけではないので、いつも通りできればいい」

・蝉川泰果(1オーバー・暫定101位タイ)
「思った以上に緊張感というのはそこまで感じずにプレーできたんですけど、いいバーディが来たのに、4パットしたり3パットしたり、もったいないミスが多かった。5バーディを獲れたんですけど、しっかりボギー数を減らしていかないと。どこでプレーしていても楽しいですよね。やっぱり、悔しい部分もあるんですけど、もちろん、もっともっと試合も続いていくので。ましてやこのPGAツアーでは初めての試合なので、楽しみながらできているのかなとは思います」

・桂川有人(4オーバー・暫定133位タイ)
「ちょっとパッティングに苦しめられた一日だったかなと思います。昨年の後半くらいからパッティングはあまりよくなくて、まだちょっと引きずっちゃっているような感じ。いろいろ試していて、それが悪いほうに出ちゃいましたね。やっぱり不安はずっとありながらスタートしたんですけど。パッティングがよくなってくれば、全然伸ばせると思うので、諦めずにあしたやろうと思います。ショットの状態はそんなに悪くないので、自信を持ってパッティングを打てるように頑張りたい」

・岡田晃平(6オーバー・暫定138位タイ)※アマチュア
「疲れましたね…。非常に難しかった。自分が思っているより3倍くらい。やっぱり初めての芝で、初めてのコースで。ちょっと攻め方が分からなかった。打ったあとにこうしておけばよかったというのが多かった。勉強になった。もう、いつになったらボギーが止まるのかな…と(笑)。いいスコアを出したい。予選を通っても通らなくても記録に残るので、アンダーを出したい」

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