2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。昨年は多くの若手たちが実力を発揮してシードをつかみとったが、ツアーのニューヒロインたちはどんな面々なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートとともに紹介する。今回は【神谷そら・20歳】。




すい星のごとく現れた若き飛ばし屋が、この神谷だ。地元・岐阜県の麗澤瑞浪高を卒業後、22年のプロテストでトップ合格。同年のファイナルQTでは7位に入ってレギュラーツアーの出場権を獲得した。

そのポテンシャルは高く評価されていたが、シーズン序盤は苦しんだ。“トップ合格”という肩書きによるプレッシャーもあり、開幕6試合中4度の予選落ち。それが「KKT杯バンテリンレディス」で20位に入ったことで「結果が出て楽しくゴルフができるようになった」と気持ちが前を向いた。

その直後に「フジサンケイレディスクラシック」でツアー初優勝。プロ転向後8試合目でのスピードVだった。フェアウェイキープは3日間42ホール中19回と荒れたが、ドライビングディスタンスは全体4位の平均261.3ヤードを記録。最大の武器であるドライバーがキラリと光った。

神谷の名がさらに知れ渡るのは約4カ月後。「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」で大会史上6人目となる初出場・初優勝を果たした。ここでも300ヤード超えのビッグドライブを披露するなど、自慢のパワーで女子プロ日本一の栄冠に輝いた。

レーダーチャートを見ても分かる通り、特筆すべきはその飛距離だ。23年シーズンで記録した平均260.82ヤードは17年の葭葉ルミを抜いて歴代最長。平均パット数(パーオンホール)もツアー9位と秀でており、飛ばし屋の見せ場であるパー5で多くのバーディチャンスをモノにした。

その半面、パワーヒッターの宿命とも言うべきか、フェアウェイキープ率は控えめ。パーオン率(59位)、リカバリー率(66位)も上位には入れなかった。このあたりが向上すれば、さらに手がつけられない存在になりそう。類いまれな才能を持つ20歳が、勝負の2年目に進化した姿を見せつける。

【2023シーズンの主要スタッツ】
・平均ストローク:71.58(34位)
・パーオン率:66.04%(59位)
・平均パット数:1.77回(9位)
・ドライビングディスタンス:260.82ヤード(1位)
・フェアウェイキープ率:53.53%(86位)
・リカバリー率:60%(66位)

■神谷そら(かみや・そら)
2003年4月18日生まれ。岐阜県出身、麗澤瑞浪高卒。6歳からゴルフを始め、全国中学校ゴルフ選手権春季大会優勝などの実績を残す。2022年のプロテストでトップ合格を果たすと、翌23年にツアー2勝を挙げる活躍を見せた。身長167cm。郵船ロジスティクス所属。


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