2024年の国内女子ツアーが2月29日にいよいよ開幕する。若年化が進んでいるツアーにおいて、注目すべきニューヒロインは誰なのか。スタッツをもとにしたレーダーチャートで若手の有望株を紹介する。今回は【菅沼菜々・24歳】。





“いつか勝てる”と言われ続けてきた逸材が、ついに開花した。昨季に初優勝を含む2勝を挙げるブレークを果たしたのが菅沼菜々だ。

2月10日に24歳の誕生日を迎えたばかり。稲見萌寧らと同じく99年度生まれだ。数多くの優勝者を生んでいる“黄金世代”、若手エリートがそろう“プラチナ世代”に挟まれた、いわゆる“はざま世代”のひとりだが、親友・稲見とともに逆襲へ打って出ようとしている。

20-21シーズンに初シードを獲得。22年はトップ10入り15回と目覚ましい活躍を見せたが、そのうち3位が3回、2位が2回と勝ちきれなかった。優勝争いをするたびに、放送席の解説者は口をそろえて『すぐに勝てる』と菅沼を評したが、栄冠を勝ち取ることなくシーズンが終わった。

そして、昨季に飛躍した。8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」でプレーオフを制し、念願のツアー初優勝。勢いそのまま、ビッグトーナメントの「マスターズGCレディース」で2勝目をつかみとった。

昨季の平均パット数は1.7767回でツアー14位と高水準。ドライビングディスタンスは246.07ヤードで21位と飛距離も出る。特筆すべきは決勝ラウンド平均ストロークで、70.4010の4位とツアー屈指。“まくりの菅沼”としてライバルを脅かした。

特定の状況で強い恐怖や不安を感じる『広場恐怖症』を抱える菅沼。飛行機などの交通機関を利用できず、車で移動できる大会にしか出場できない。そんなハンデを持ち前の明るさで乗り越えている。自らを“アイドル”と称するツアーの人気者は、今年どんな活躍を見せてくれるだろうか。

【2023シーズンの主要スタッツ】
・平均ストローク:70.82(14位)
・パーオン率:69.58%(30位)
・平均パット数:1.77回(14位)
・ドライビングディスタンス:246.07ヤード(21位)
・フェアウェイキープ率:64.43%(51位)
・リカバリー率:66.97%(8位)

■菅沼菜々(すがぬま・なな)
2000年2月10日生まれ。東京都出身、埼玉栄高卒。5歳からゴルフを始め、2017年には「日本ジュニア」を制するなどトップアマとして名を馳せる。2018年のプロテストで合格。23年には初優勝を含むシーズンを2勝を挙げた。身長158cm。あいおいニッセイ同和損保所属。


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