昨年、初優勝を含む2勝を挙げ、トッププロの仲間入りを果たした菅沼菜々。左足体重で、かつ高いトップが最大の特徴だ。ドローと比べて飛距離が出ないといわれるフェードが持ち球にも関わらず、昨シーズンのドライビングディスタンスは246ヤード(21位)と飛ばし屋の部類に入る。そのスイングを女子プロたちのプレーを間近で見ている大西翔太コーチに聞いた。





確かにトップの形は独特です。ただ、一番大事なのはインパクトであり、ダウンスイング。その点、左足体重の高いトップから手元をストンと落とすことでプレーンに乗せる動きは理に叶っています。右足体重のトップだと必然的にトップは低くなり、そこから下ろすとなると切り返しの“間”が変わってきます。また、インパクトで手元が浮く可能性も。これでは振り遅れにつながってしまいます。

ただ、この動きには『ダウンスイングで腰を左にスライドさせない』ことと『ヒップターン』が絶対条件です。左足股関節を軸にしたスイングで、トップから左のお尻を背面に引く動きがマスト。腰が少しでも左にスライドすると振り遅れますし、逆に右足体重になるのはもってのほかです。

この動きを真似するには、壁にお尻をギリギリつけない距離でアドレスし、トップで右尻を壁につけて、インパクトで左尻を壁につけて素振りするのがオススメです。これで左尻を引く動き、ヒップターンを覚えましょう。

上手く打てれば、高いトップからクラブを落としていく力を使えるので、飛ぶフェードになります。また左を心配せず思い切り振れるので、ドローよりも飛ぶ可能性も。ちょっと独特な菅沼菜々のスイングですが、参考になる点は多いですよ。

■菅沼菜々
すがぬま・なな / 2000年生まれ。東京都出身。昨年8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で悲願の初優勝。さらに初勝利から2か月後には2勝目を挙げた。あいおいニッセイ同和損保所属

■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務めてツアーを転戦。スイング理論に精通し、ジュニアゴルファーの指導も行うなど、多方面で活躍している

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