米国女子ツアーはタイ決戦を皮切りに、いよいよ2024年シーズンが本格的にスタートする。畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子らに加え、稲見萌寧、西郷真央、吉田優利も参戦。ますますの盛り上がりが期待されるが、その前に昨年の名勝負を振り返りたい。今回は「全米女子オープン」。




悲願まであと一歩に迫った。名門ペブルビーチGLで初めて行われた「全米女子オープン」で畑岡奈紗が優勝争いに加わり、首位で最終日を迎えた。

初日から好調だった。「普段通りに行くのが大事だと思うので」と海外メジャーだからといって特に気負わず、3アンダー・3位タイ発進。2日目は2つスコアを落としたものの、5位タイと上位をキープして週末へと進んだ。

そして3日目には「予選では攻略できていなかった」バックナインでぐんぐんとスコアを伸ばし、今大会ベストスコアの「66」をマーク。後続に1打差をつけて単独首位に立った。

米ツアーに参戦して7年目。メジャー大会でのトップ10入りは7回を数えていた。18年「全米女子プロ」では三つ巴のプレーオフで、21年の全米女子オープンでは笹生優花との延長戦で惜敗した。「いままで追いつけずに悔しい思いをしたことの方が多い。やっぱり上にいるほうがアドバンテージだと思う」。メジャーでは初めて単独首位で最終日を迎え、最終組入りも初めて。ラスト18ホールでの逃げ切りを目指した。

前半を終えてアリセン・コープス(米国)とはトータル7アンダーで並んでいた。だが、ここからじわりじわりと差が開いてしまう。明暗を分けたのは14番パー5。「獲りたい14番で落としてしまった。あそこで勝負が決まってしまった」。ボギーとした畑岡に対し、アリセンがバーディを奪取。4打差となり、ほぼ決着がついた。

結果4つ落とし、首位と6打差の4位タイでフィニッシュ。「いやー、やっぱり悔しいですね」。気丈に振舞いながらも、スルリと手からこぼれ落ちたメジャータイトルを惜しんでコースを後にした。

そしてオープンウィークを挟んで迎えた「アムンディ・エビアン選手権」でも最終日最終組入りとなったが、結果は3位タイ。年間女王のタイトルとビッグマネーがかかる最終戦「CMEツアー・グループ選手権」ではラスト3ホールまで攻防戦が続いたが、2位と惜敗した。

全米女子オープンでは「本当に近くまで来ている」と話した悲願のメジャー優勝。昨季は未勝利に終わったが、大舞台でV争いを何度も繰り広げた。今年もメジャーロードに向けて歩みを進めていく。


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