昨年、253.92ヤードでドライビングディスタンス10位を記録し見事シード権を獲得した20歳の佐藤心結。フェードヒッターながら、飛距離が出るダイナミックなスイングが持ち味で、今季ブレイク間違いなしと言われる。開幕前にALBA TVの取材でクラブセッティングについてじっくりと聞いた。


武器となるドライバーは、ディープヘッドで強弾道が打てる『B1 ST』をバッグにイン。ヘッド形状も気に入っているが、一番気に入っている部分は意外にもフェース形状だという。「(レーザーで網目状に溝を作った)フェースのミーリングで、ボールがフェースに喰いつく感覚があるんです。この効果で低スピンで打てるのも気に入っている点ですね」。シャフトはフェードヒッターならではのこだわりで先が動かない中調子系の『ツアーAD UB』をチョイスしている。

佐藤のセッティングで変わっている点は、5番ウッドでなく18度の2番ユーティリティを入れている点だろう。飛距離不足をカバーするために、3、5、7、9番ウッドまで入れている女子プロもいる中で異彩を放っている。「2番ユーティリティは珍しいと言われますが、払い打つイメージのあるフェアウェイウッドが得意でないので、それをカバーするために使ってます。ユーティリティの方が打ち込むイメージが出やすいんですね」。『ツアーAD HY-75』シャフトは、女子プロが使うにはハードスペックだが、アイアンと同じ流れで、シャフトをしならせずに振りたいために使用している。

アイアンで注目すべきは、5番だけやさしいモデルを採用している点だろう。「5番だけ『222CB+』で、6番以下は『221CB』を入れています。5番はちょっとやさしめで、球が上がりやすいです。6番からはずっと同じモデルを使っています。打感とかも好きなので手放せないです」。勝みなみなど女子プロで5番だけやさしいモデルを使うセッティングは定番になりつつある。

ボールはタイガー・ウッズ(米国)も使用して話題となった『ツアーB X』の新モデルを使用する。「新しい『ツアーB X』ボールはいいですね。風に負けない強い球が打てるのがメリットです。アプローチのスピン量なども安定しています」。ギアオタクならではこだわりが彼女のセッティングからは垣間見える。

同世代の櫻井心那、神谷そらが昨年ツアー初優勝を飾り、「同世代が優勝しているのはやはり悔しいです。どうすればいいかずっと考えていました」と語る佐藤。ダイナミックなスイングと愛用ギアを武器に、歓喜の笑顔が見られることを期待したい。

【佐藤心結のクラブセッティング】
1W:ブリヂストンゴルフ B1 ST(9.5度/ツアーAD UB-5S)
3W:ブリヂストンゴルフ B1 ST(15度/ツアーAD UB-6S)
2U:ブリヂストンゴルフ B1 ST(18度/ツアーAD HY-75 S)
3U:ブリヂストンゴルフ B1 ST(21度/ツアーAD HY-75 S)
5I:ブリヂストンゴルフ 222CB+(N.S.PRO 950GH S)
6I〜PW:ブリヂストンゴルフ 221CB(N.S.PRO 950GH S)
48,54,58度:ブリヂストンゴルフ BRM2(N.S.PRO モーダス3 ウェッジ105S)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアーX ダブルベンド
BALL:ブリヂストンゴルフ ツアーBX

※現在のセッティングと異なる場合があります。


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