<サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース 事前情報◇12日◇イーグルポイントゴルフクラブ(6,588ヤード・パー72)>

大会を主催するサマンサタバサとウェア契約を結ぶ堀奈津佳。ここ数年は出場試合も制限される苦しいシーズンを送るが、「自分にとって特別な大会」と強く思いを込める試合を前に、決意を語った。


真夏日が続く茨城・イーグルポイントGC。その暑さにも負けず、堀は精力的にラウンドを積み、クラブを振っている。指定練習日の水曜日にはハーフラウンドに加え、ショット、パット練習を日が暮れるまで繰り返し、開幕前日には“ホステスプロ”としてプロアマ戦に参加。豪華な顔ぶれが並ぶラウンドを楽しんだ。

ここまでの調子を聞くと「自分のなかでは、まずまずだと思います」。コースについては「去年より距離が変わっているホールが多かったので、しっかりとチェックしながらラウンドしました。距離があってティショットも狙い目が広くない」という印象を受けた17番パー4(407ヤード)をキーホールに挙げた。

2013年に2勝を挙げ大きな注目を集めたが、2015年にシードを喪失すると、その後も浮上のきっかけをつかめずにいた。今年もレギュラーツアー5試合の出場で、予選突破は1試合。それも59位と苦しんでいる。それでも「ショットがよくない期間が続いているので、そこを改善するため、いくつかある悪い癖を治すよう練習しています」と、前を向いてゴルフに取り組んでいる。

試合出場も限られているなかで、モチベーションを保つために不可欠なのが「ファンからの応援」と堀は語る。「いい結果がでない時期が続いていますが、それでも変わらずに金曜日からコースに足を運んでくれるファンの方がいる。SNSでも『頑張って』と言ってくれる。そういう人達がいる間は、自分はここで頑張りたいという強い気持ちはあります」。その期待に応えたいという一心が、気持ちを前に向かわせる。

そして大会初日には妹の琴音と同じ組でラウンドすることが決定。プロ転向後、試合では初という組み合わせに「ジュニアの頃から考えても本当に久しぶり。『どういう感じになるのかな?』という楽しみが半分」と話したが、「お互い、試合になると自分のゴルフに集中すると思う」と強く意識はせず、目の前の一打に神経を研ぎ澄ませるつもりだ。

妹の琴音も、その気持ちは同じ。「試合で一緒になるのは始めてなので楽しみ」という言葉に続き、姉と同じく「コースのなかでは1プレーヤーとして変わりはない。あまり意識はしていないです」と表情を引き締めた。ただ初日に一緒にラウンドする奈津佳、琴音とO・サタヤ(タイ)は、オフに一緒にラウンドをするほどの仲良しトリオ。「リラックスして回れる」とこの組み合わせ自体は大歓迎だ。

開幕前日の練習を終え奈津佳は「サマンサタバサという名前が入ったウェアを着てゴルフをする以上、今年こそは予選を通過したいし、決勝ラウンドに進んだら、上位に入っていきたいと思う」とその決意を口にした。復活ののろしをあげる舞台としてうってつけの大会で、これまでの苦悩を払拭する。(文・間宮輝憲)

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