■1000万円は大抵の人にとって実現できる夢
あなたにとって1000万円とはどんな金額ですか?

「なかなか手が届かない夢の金額」と思っている人も多いかもしれませんが、ファイナンシャル・プランナーの藤川太さんは「ある程度の年数をかけてコツコツやっていけば、大抵の人にとって達成可能な金額」だと話します。

「数多くの家計を分析した経験からも、1000万円貯まったというケースはたくさん見受けられます。夢の金額でありながらも、頑張れば実現できるのが1000万円。資産形成の目標に掲げるにはピッタリの金額だと思います」(藤川さん)

そう励まされると、やる気もわいてくるもの。ではどうやって貯めていけばいいのでしょう。「お金を貯めるには計画が必要です。といっても面倒なことはありません。目標金額は1000万円なので、『5年後のマイホーム購入資金のために』といったように、『何年後までに』『何のために』1000万円を貯めたいのかを書き出して、お金を貯める期間と使う目的をはっきりさせればOKです」(藤川さん)

■期間が決まれば貯蓄のペースが見えてくる
ただ、中にはシングルの人など、将来の計画が立てにくくて目的がうまく設定できないという人もいるでしょう。

「使う目的がはっきりしていた方がモチベーションが高まり、無理かもしれないという計画でも実現できる傾向があります。とはいえ、今のところ特に目的がなくても、『何年後までに』という期間の目標だけ設定してスタートしましょう」(藤川さん)

そうやってとりあえずでも始めておけば、後で目的が見つかったときにも対応しやすくなります。

目的の有無にかかわらず、期間が決まれば10年後なら年100万円ずつ、20年後なら年50万円ずつというように、1年間にいくらのペースで貯蓄していけば1000万円を達成できるのか、ざっくりとしたイメージがつかめます。実際には1000万円達成のほかにもお金が必要になるイベントが出てくるでしょうから、このイメージどおりにいくとは限りません。ですが、このように「いつまでに」を考えることは、1000万円への一歩を踏み出すために必要不可欠なことです。

取材・文/萬真知子 監修/藤川太(ファイナンシャル・プランナー)

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