■500円玉でお釣りが出るようレジで頭を働かせながら買い物
自然に手にした500円玉を貯めていくだけでも、「年間に2〜3万円は貯まるはず」と市居さん。しかし、「戦略的に500円玉を引き寄せる方法」を意識することで、もっとアクティブに、より楽しく貯めることが可能になります。その方法とは、「500円玉でお釣りが出るように、レジで頭を働かせながら買い物をする」こと。(第3回インタビュー『貯金はわずか数十万円。絶望的な赤字家計からの脱出法』から続きます)

「ゲーム感覚で楽しめるし、計算能力もつくので、子どもと一緒に取り組むのもおススメです。我が家の子供たちにも、『この1000円札でアイスとお菓子をゲットして500円玉を作ってきて』と買い物をさせています。そのせいか、算数が得意になりました。さらに、認知症を防ぐのにもおススメ。認知症の初期は、計算が出来なくなることだといわれますから、日常でできる脳トレとしても最適だと思います」

レジに並ぶ前にいったんカートの中身を確認してみる、精算時に頭を働かせて、お金の出し方を工夫してみる――。ちょっとしたひと手間で500円玉を確実に手にできます。

市居さんおススメの主な方法は以下の2つ。

■方法1 「ぴったり法」と「ざっくり法」を使い分ける
お札+小銭の組み合わせを意識すべし。「もっともシンプルなのは、合計額+500円を支払うぴったり法です。仮に合計額が600円の場合、500円を出して1100円を出すことでお釣りはピッタリ500円に。しかし、合計額が半端な金額だったり、細かいお金がない時は、“プラス500円ザックリ法”を。例えば、合計額が640円なら1200円を支払い、560円のお釣りをもらう。100円単位をざっくり繰り上げます」

■方法2 「500円ゾーン」を意識して買い物をする
支払い方ではなく、買い物の仕方で500玉をゲットしよう。「例えば、2000円で買い物をするとして、合計額1450円なら500円玉が手に入りますが、1500円を1円でも超えると撃沈します。ですから、レジに行くまでにざっと計算をして、500円ゾーンに収まるようにしておくことです」

教えてくれたのは……
市居 愛さん

1976年生まれ。株式会社マザーミー代表取締役。会社員時代に体調を崩して退社したことをきっかけにお金について考えるように。それにより、稼ぐことより、お金の通り道を整えることが一番大事だと実感し、2016年に『お金を整える』を出版。現在、主婦をメインにお金の悩みを解消するコンサルティングや起業支援アドバイスなどを実施。最新著に『ズボラな人でも毎日500円玉が貯まるすごい方法』(サンマーク出版)。

取材・文/西尾英子

あるじゃん 編集部