■投資対象が豊富な投資信託、コストが割安なETF
数ある投資商品の中でも「デビューに向いているのは投資信託です」というのは、ファイナンシャル・プランナーの藤川太さん。

国内外の株式や債券をはじめ、さまざまな資産に投資するファンドが揃っているので、興味を持てるものが見つかりやすいでしょうし、金融機関によっては500〜1000円などの少額から利用できるので、前ページで説明した異なる資産への分散投資も手軽にできます。幅広い金融機関で取り扱っている点もメリット。その他にはコストが割安なETF(上場投資信託)にも注目。投資に慣れてきたら株(単元株)も候補になります。

■直接投資をするのが難しい対象でも投資信託なら簡単
投資信託(ファンド)は大勢の投資家から集めた資金を、さまざまな対象に銘柄分散して投資する商品です。

外国株など個人では情報が取りにくかったり、購入が難しい投資対象でも、投資信託でなら手軽に投資できます。運用による収益の一部は投資家に分配され、値上がりしたところで売れば売却益が得られます。

ファンドを選ぶときには、まず投資対象をチェック。長期投資が前提なので、信託期間(運用期間)はできるだけ無制限のものを。分配金については、受け取らずに元本に再投資する自動継続コースを選んだ方が資産形成のスピードがアップします。

手数料も要チェックです。例えば保有中に年2%の信託報酬がかかるファンドの場合、それを上回る運用実績を残さないと利益が出ないことに…。同じ投資対象でこれまでの運用実績にも大差がないファンドだったら、手数料が安い方を選ぶようにした方が有利でしょう。

■国内ETF(上場投資信託)は、株式のように取引できる
日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、特定の指数に連動するように設計された投資信託で、国内の証券取引所に上場されています。

一般の投資信託とは違い、株と同様の方法で売買できるのが特徴。例えば、一般の投資信託は市場が閉まった後で値段が決まるため、注文したときにはいくらで売買されるのか価格がわかりませんが、ETFは株と同じように指値注文(売買したい価格を指定して注文すること)などができます。

一般の投資信託の中にもETFのように指数連動を目指すインデックスファンドという商品がありますが、ETFの方が取引にかかる販売手数料や信託報酬などのコストが割安なのも魅力です。ただし、コンスタントに出来高(取引量)があるファンドでないと売買が成立しにくいのが難点。

「比較的出来高が多くて取引しやすいのは、日経平均株価かTOPIXに連動するETFです」(藤川さん)

■【国内株式(単元株)】投資に慣れてきたら選択肢に加えて
投資信託で投資に慣れてきた、あるいは是非応援したい企業があるという人には株も選択肢の一つ。値上がりしたときに売ればキャピタルゲイン(売却益)が得られるほか、保有中に配当や株主優待を受けられる銘柄もあります。

投資金額は銘柄により異なり、数万円程度から100万円を超えるものまであります。

次のページでまだまだある注目の投資商品をチェック

取材・文/萬真知子 監修/藤川太(ファイナンシャル・プランナー)

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