「歯磨きは欠かさないのにまた虫歯になった」「普通に磨いているだけで、全く虫歯ができない」。皆さんの周りにも、虫歯になりやすい人と、虫歯になりにくい人がいませんか? 歯磨きだけではない、虫歯ができる原因について解説します。



■歯磨き以外の虫歯リスク

歯磨きがまったく同じでも、歯を取り巻く環境が異なると、虫歯になりやすくなったりします、歯磨き以外の虫歯リスクとして考えられる主なものは、次のようなものです。



■歯並び

歯並びが悪い場合、普通に磨いただけでは、歯ブラシが届かないなど、整っている状態に比べて虫歯リスクは高くなります。



■生活習慣

不規則な食生活や間食、就寝前の飲食などで、歯の表面の再石灰化が妨げられると虫歯リスクは高くなります。



■食生活

砂糖を多く含む食品や、歯に挟まりやすい、歯に付きやすい食べ物なども虫歯リスクに影響があります。



■唾液の分泌量

唾液の分泌が少なく、口が乾燥した状態が多いほど、虫歯リスクは高くなります。



■歯の形態

歯の表面の溝の形が複雑な場合や、深い場所があるなど、プラークが入り込みやすい形の溝は、虫歯リスクが高くなります。



■咬み合わせ

特定の歯に負担がかかる咬み合わせや、就寝中の歯ぎしりなどは虫歯リスクに影響を与えます。



歯磨きをどんなに一生懸命にしていても、なかなか虫歯が少なくならない場合、歯磨き以外の部分の虫歯リスクが高くなっている場合があります。


■虫歯予防に効果的な3つのポイント

歯磨きをしっかりしているのに、なかなか虫歯がなくならない人にオススメなのは、次の3つです。



■寝る前の歯磨きをしっかりする

基本的に虫歯菌は、就寝中の唾液がほとんど分泌されない時間に歯に穴を開けようとします。就寝前の歯磨きは、徹底的に行い、少しでも虫歯菌の量を減らすことを心がけましょう。



■間食回数を減らし、就寝前の間食は避ける

毎日の食事以外の間食は、唾液によって歯を修復する時間が不足しがち。特に就寝前ぎりぎりの間食は注意してみてください。



■口の乾燥を減らせるようリラックスも必要

緊張やストレスなどで、知らないうちに口の中が乾きやすい状態は、歯にとって過酷な状態、虫歯にもなりやすい状態と考えられます。口が渇いたと思ったら、洗口液やガムなどを利用して口の中の潤いにも気をつけましょう。

自分では気が付かなくても、すでに虫歯がある状態では、いくら歯磨きをがんばっても進行します。検診などを利用して早期に治療を済ませれば、その後の維持管理がずっと楽になります。

丸山 和弘