■リネンシャツの正しいお手入れ方法とは?
この夏、一大ブームを巻き起こしているのが「リネンシャツ」です。リネンは麻と呼ばれる繊維の亜麻を原料とするものを指し、涼しいので夏にぴったりの素材ですよね。なかでもユニクロや無印のリネンシャツは好評を博していて、プチプラながら素材や風合いもよく、年齢や性別を問わず楽しめるのではないでしょうか。

丈夫で自然なしわや素材感を楽しむリネンシャツではありますが、たまに変なしわがついていたり、縮んでゆがんでいたり、表面の風合いが残念だったり、となんだかだらしない印象で着ている残念な人も見かけます……。ここでは、リネンシャツをスタイリッシュに着こなすために知っておきたいお手入れ方法をクリーニングのプロである「白洋舎」に取材しました。

■1.リネンシャツは、裏返すか、ネットに入れて洗濯する
リネンは濡れた状態で摩擦を受けると毛羽立ちやすく、濃色のものは毛羽立つと白っぽく見えるようになるため、洗濯時には、裏返すかネットに入れたほうが良いでしょう。ネットに入れる時は、ネットの大きさに合わせて2つ折り〜4つ折りくらいにたたみます。たたまずに無造作にネットに入れるとしわがつき、そのしわを取るのが大変になるので注意しましょう。

■2.脱水せずにしっかり伸ばしてから干すとしわができにくい
干すときは、手でひっぱり、形をしっかり整えて、しわを伸ばしてから干すことが大切です。ポイントとして、脱水はせずに、濡れたまま干した方がいいでしょう。脱水時につくしわは、意外と後で直すのに苦労します。リネンは乾きやすい素材なので、夏場であれば脱水せずに干してみましょう。

■3.置きじわや折りじわには、霧吹きして緊急レスキュー
リネンシャツのしわは、乾いた状態では伸びません。霧吹きなどを使って水分を含ませてから伸ばしましょう。自宅などでしたら、スチームアイロンをかけられればベスト。そうするとしわがしっかりと伸び、気持ちよくリネンシャツを着ることができます。

■4.ドライクリーニング(洗濯機不可)のリネンは取扱い表示にしたがう
洗濯に強い、丈夫な素材のリネンですが、ドライクリーニング(洗濯機不可)の表示があるものもあります。洗濯表示は、素材というより品物により違うものなので、タグの取扱い表示にしたがって洗濯しましょう。水洗いできない、またはドライクリーニングオンリーのものはクリーニング店へ出すのが正解です。

■5.テカリや色ムラを防ぐため、アイロンは当て布をして
自然なしわや風合いを楽しむのがリネンの醍醐味です。直接アイロンをかけると変にテカリが出てしまったり、色が濃いものはムラが出ることもあるので注意しましょう。薄手の布やハンカチを当て布にしてアイロンをかけましょう。そうすることで、テカリや色ムラが防げます。アイロンをかけるときも乾いたままではしわが取れにくいので注意。アイロンのスチーム機能だけでは水分が足りないこともあるので、霧吹きを用いて生地を十分に濡らしてからアイロンがけをしてみてください。温度は中・高温で、アイロンの設定にしたがって行いましょう。

■6.リネンシャツは30度以下の常温水で洗うと縮みにくい
天然繊維であるリネンは、最初の洗濯で4〜6%縮むと言われています。縮みやすいリネンシャツでも、ほんのひと手間かけてあげればトラブルなく自宅で洗うことが可能です。リネンシャツを洗濯で縮ませないコツは、30度以下の常温の水で洗浄することです。温度が高いと麻は縮みやすいという意味で、冷たすぎる水にする必要はありません。また、どうしても縮みを避けたいという方は、洗濯機洗いでなく、手洗いをするといいでしょう。手洗いの場合、ネットに入れて押し洗いし、水を数回変えてすすぎ、脱水はかけずにタオルなどで水気を取って、しわをのばして干しましょう。

■7.洗濯洗剤は「中性洗剤」を選ぶのがおすすめ
市販のおしゃれ着洗剤など、「中性洗剤」を使用するのがおすすめです。市販の多くの洗濯洗剤は、弱アルカリ性か中性なので、自宅で使っている洗剤をチェックしてみてください。漂白剤や蛍光剤の入った洗剤は色落ちの原因になるので、避けたほうが無難です。パステルカラーや生成りなどの淡い色のリネンシャツの場合、とくに気をつけた方がいいでしょう。

白洋舎に聞いた、リネンシャツのお手入れ方法の7つのポイントは以上です。プロが教えるリネンシャツのお手入れ方法を参考に、リネンシャツコーデを楽しんでくださいね。

遠藤 友香