1位、ビル・ゲイツ
2位、ウオーレン・バフェット

これは、世界の資産家のランキングです。この人たちの共通点は何だと思いますか?

「もともと大金持ちだった?すっごく運が良かった?お金のために生きてきた?」

う〜ん、どれも感情的な見方ですねえ(ねたみ、ひがみ、そねみ)。私はこう思っています。このランキングは「学び」のうまい人間の順番だと!

■歴史や統計から学ぶ

ビル・ゲイツとバフェットという超ビッグな対談ビデオが販売されています。これは、1999年、シアトルのワシントン大学で行われた2人の対談をまとめた貴重な映像。
大富豪たちのお金儲けの秘訣は、あっけに取られるほど基本的です。

大投資家は、予言しません。客観的な情報に基づいて、地道な予想をします。

人が未来を言い当てることは不可能ですが、予想することならできます。そのイメージの根源は「過去」です。過去の出来事やデータは「真実」なので、強い説得力を持っています。そして再現する説得力も持っています。

■他人や外部から学ぶ

世界一の投資家と呼ばれるウオーレン・バフェットは自分のことを、「85%グレアム、15%フィッシャー」と表現しています。

自分の投資手法は、過去の優れた二人の投資家から学んだものであることを素直に認めているわけです。

ビッグな人ほど、率直で正直であることも事実です。誰のおかげで、今の自分があるかを謙虚に認識しています。でも、人の影響を受けることと、人まねをすることは、似ていますがまったく正反対の行動です。学ぶ人は、師匠から取り込みながらも、考えて自分のものにします。自問自答することで、オリジナルの信念に加工してきた人たちが大資産家となりました。

■学ぶ人は常識を疑う

○投資とは良い株を買うことなのか?
○市場が次にどう動くかを予測することはできるのか?
○長期投資は間抜け者がすることなのか?

私たちの世界には、間違った常識がはびこっています。

それを疑ってみることのできる人が、学ぶ人であり、資産を作る人なのです。

「学び」は自問自答であり、常識にとらわれないことです。

■自分の失敗から学ぶ
やっぱり、自分の実体験からは一番学べます。ところが、意外と人は成功から学べません。失敗こそ、学びの宝庫です。

「イングランド銀行を破綻させた男」として有名なジョージ・ソロスはこういっています。

「私が確かに人より優れている点は、私が間違いを認められるところです。それが私の成功の秘訣なのです」

たとえば、自分の失敗が損失として顕在化するのを避けるために、株を塩漬けにする人がいます。これは、学びを避ける行為です。損が出なければ、失敗したことを自分で認める必要がない、だから自分の失敗、己の愚かを気に留めずに安閑と生きていられる。そのように無意識に人は楽な方を選択するのです。しかし、学びのないところには進歩もなく、その後も失敗を繰り返す人がほとんどです。

投資とは、自己改革、自己改革の連続です。

人間にとってもっとも知的な活動が「学び」です。「学び」は机の上のお勉強ではありません。世の中をありのままに見る、勇気と英知が起こす脳の行動です。学びがなければ、人は退化していきます。子どものころからしてきたお勉強は、他人が問うことを他人がどう答えるか(他問他答)の学習でした。しかし、現実の社会で問われているのは、自問自答する「学び」なんです。

もし、次のようなことをやっているとしたら、「学び」が足りないかもしれません。
●人まね
●根拠なき期待
●欲に駆られた投機
●自己過信との葛藤

何事も心構えが大切です。投資の基本と心構えを学んでから、投資を始めましょう!投資心理に関するおすすめの記事を、以下にご紹介します。

北川 邦弘