■誰かの「儲けシステム」に搾取されないために
私たちは、親や学校の先生から、「まじめに働くことが大事だ」と教わって生きてきました。もちろん、人生のある一定の時期はそういう姿勢が必要な場合もあります。私もそう信じています。

しかしこれからの時代、何も考えずに、ただ「まじめに働く」という姿勢では、誰かがつくったシステムに取り込まれて利用され続けるということを意味します。たとえば正社員は、政府の徴税システムにがっつりと組み込まれ、容赦なく天引きされてしまいます。将来は天引きだけで収入の半分くらいに達しそうな勢いです。事業家とは異なり、そこにコントロールの余地はほとんどありません。

それでも、充実した仕事と、ある程度の収入に恵まれれば問題ないでしょう。

しかし、ただまじめなだけのサラリーマンは、会社や上司から仕事が与えられて、それをこなすよう要求されます。この商品をいくつ売れ、この作業を今日中に終わらせろ、来週の会議の資料を作れ……。会社がつくった目標に合わせて自分の目標も設定させられ、それを達成し、給料やボーナスをもらう。もちろん会社員である以上、多少はやむを得ないことです。しかし、そこに自分の戦略を組み込まない働き方は、「使いやすい労働力」として、利用されるだけの人になってしまうかもしれません。

■遊びながらお金を稼ぐ方法を考える
いまの時代、まじめでなくても、遊びながら稼ぐ方法もあります。実際、最近の20代、30代の若手起業家と話をすると、「自分が労働システムに組み込まれるのは無能の証し」という価値観があるようです。

たとえば投資で言うところの不動産投資はその典型例で、しっかりとした管理会社に任せておけば、ほとんど自動で家賃収入が得られます。通販をしている人に向けて、梱包・発送作業を代行するサービスがあります。すると自分はそうした作業からは開放され、商品の企画や宣伝に専念できます。

また、技術は進化し、Paypalを使えばクレジットカードで月額課金できるので、個人でも会員ビジネスを作ることができます。素人でも電子書籍やスマートフォンアプリをタダで作り、販売することができるようになっています。自分の趣味を動画にして、You Tube広告で稼いでいる人もいます。

これらは10年前には考えられなかったことです。そしてこれらのことは、ちょっと興味を持ち、検索してみれば、誰でも知ることができるものばかりです。

午堂 登紀雄