■なぜ腸内環境がダイエットに関係するの?
代表的な太ってしまう理由としては運動不足やカロリー過多、栄養の偏りなどが挙げられますが、それ以外にも重要なエッセンスが腸内環境。

腸は私たちが食べたものを消化・分解・吸収し、デトックス(排泄)までを担ってくれていますが、その腸内環境が悪化すると、食べたものを上手に消化吸収できず必要な栄養素が吸収されなかったり(これは慢性的に食べ物を欲することにも繋がります)、便秘になることで排出されるべき老廃物や毒素が腸内に留まり腐敗をおこし、悪玉菌などの有害物質を発生させ便秘を促進してしまうという悪循環を引き起こします。

その上、この有害物質は血管やリンパに乗り全身に流されてしまうのですが、カラダはその有害物質(毒)から大切な内臓を守ろうと脂肪を溜め込んでしまう事もわかっています。なので痩せる腸を手に入れるためには、日常的なデトックス(排便=美腸)がポイント!

■痩せる腸を手に入れよう!
毒素や老廃物をきちんと排出できているカラダは、ウエイトロスにも必要な、キーとなる栄養素をしっかり吸収できるようになり、入ってきた毒素も効果的に排出しやすくなります。そして食べたものをエネルギーとしてしっかり使うことができ、それが代謝アップに繋がるのです。

腸内環境悪化の原因としては、肉食中心の西洋的な食生活や慢性的な水分不足、ストレスや運動不足、冷えなどがありますので、野菜を摂る、十分な水分補給をする、適度な運動をすることなどが腸内環境改善には効果的です。ここでは特に自然なデトックス効果のある食べ物をご紹介します。

ここでご紹介する食材には、美腸を育てるために大事な栄養素となる酵素やアミノ酸、フィトケミカルや抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸、水分、食物繊維などが豊富に含まれているので、脂肪に蓄積された毒素も排出されやすくなり、痩せる腸作りに効果のあるものばかり!

■痩せる腸作りに効果のある美腸フード
自然に痩せる腸を育てるためにも、次に上げる食材を意識的に摂ってみましょう。

・玉ねぎ
リーズナブルで日常のダイエットに取り入れやすい玉ねぎは、フリーラジカル(活性酸素)を除去する働きのある硫黄アリルやビタミンC、ケルセチンなどのフラボノイド、食物繊維が大変豊富に含まれていて、血液をサラサラにしデトックスを促進させます。

特にフラボノイドは、肝臓が解毒の際に使用する抗酸化物質の1つであるグルタチオンの生産を刺激する働きがあり、デトックスに特に効果があります。

・海藻類
ウエイトロスと共に甲状腺の健康を助ける働きのあるヨウ素が豊富に含まれている海藻類。血液の浄化作用があり、水銀や鉛、アルミニウムなど体内に蓄積してしまった有害金属を排出する働きもある海藻類は、デトックスの大きな助けになります。昆布や海苔、紅藻やわかめがおすすめ。

・ザワークラウト/キャベツの漬物
腸内環境を良くするために味噌やぬか漬け、キムチや納豆などの発酵食品を摂ると良いと聞いたことがある人も多いと思いますが、その発酵食品の中でも特におすすめしたいのは、ドイツの代表的な料理としても有名なザワークラウト。

ザワークラウトは、カラダにとっていい働きをしてくれるバクテリア(微生物)や酵素、フィトケミカルやアミノ酸、抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、デトックスの強力な助けとなります。

その上毒素排出だけでなく、活性酸素の除去にも有効で、カラダに有益なバクテリアが消化吸収のプロセスの再活性化までしてくれるという優れもの。ザワークラウトはご家庭で簡単に作る事が出来るので、ぜひ美腸習慣に取り入れてみて下さい。

その際はお酢を使わず、ミネラル豊富な自然塩や乳清(ホエイ)を使うと効果倍増です。ホエイとはヨーグルトの上澄みの液体のこと。その上澄みをそのまま別容器に入れ替えるか、水切りヨーグルトなどを作った時のものをお使い下さい。

■美腸ザワークラウトレシピ
【材料】
・中くらいの大きさのキャベツ:1つ
・自然塩:小さじ1〜3(お好みで)
・ホエイ:1/4カップ(なくても可)

【作り方】
1. キャベツをお好みの細さに切り、塩を振ります。
2. キャベツから水分が十分出てしんなりするまで手で揉みます。(約10分)
3. ホエイを入れる場合はここで入れ、よく混ぜます。
4. 漬物容器などに入れ、水分に隠れるまでキャベツを漬けます。(必要なら水分を少し足しても可)?

室温で3日から10日置いてからが食べ頃。冷蔵庫に入れて保管しましょう。他にもローリエや黒こしょうを使ったり、人参を足したりといろんなレシピがたくさんありますので、ぜひお気に入りのザワークラウトを作ってみてはいかがでしょう。

■手に入るならぜひ取り入れて欲しい美腸野菜・ケール
ケールは苦味が強く、なかなかそのままで頂くことの少ない野菜ですが、かなりレベルの高いスーパーフード。

クロロフィル、ビタミンC・K・Aや鉄分、カルシウム、アミノ酸、フラボノイド、カロチノイド(カロチンの1つ)などを含み、解毒作用や体内の炎症を鎮静する働きに優れているほか、体内のあらゆる細胞の修復や再生の為の栄養素を供給する働きもある優秀野菜。カロリーも少なく水分と食物繊維が豊富なため、ウエイトロスや痩せる腸作りには完璧な野菜です。

・ベリー類
ブルーベリーやストロベリー、ラズベリー、アサイーベリー、クコの実などのベリー類はウエイトロス=美腸作りに最適なスーパーフルーツ。

ベリー類に多く含まれているフラボノイドやカロチノイドなどの抗酸化物質は、体内毒素の増加や体内の酸化ストレスを引き起こすフリーラジカル(活性酸素)からのダメージを守る重要な要素。豊富な水分と食物繊維が一緒になり毒素の排出を促進し、ウエイトロスに刺激を与えてくれます。

・柑橘系のフルーツ
フルーツの中では、レモンやグレープフルーツ、オレンジやライムなどの柑橘系フルーツもクレンジング効果の高いフルーツ。水分量も高く、豊富なビタミンCやビタミンA、フラボノイド、食物繊維がフリーラジカル(活性酸素)を鎮め、毒素排出に効果を発揮します。

・唐辛子
唐辛子のカプサイシンは、代謝を高め脂肪燃焼効果を発揮するのでウエイトロスに効果があるのは有名ですが、胃腸を適度に刺激するので腸内環境の改善にも役立つのだそう。日頃、薬味として唐辛子を活用するほか、たまにはハラペーニョやチポトレ、ハバネロなどを使ったメキシコ料理を楽しんではいかがでしょうか。

以上、ご紹介した痩せる腸作りの為の美腸フード。これらの食べ物を日常的に取り入れ、消化吸収を改善し、ウエイトロスにつなげましょう! もちろん冒頭でお話したように、基本的に野菜や水分をたくさん摂ること、適度な運動、ストレス解消も美腸作りへの大事な要素です。

ある食物を食べ続ければよいなどの魔法は効かないのでご注意を。

佐々木 ルミ