インテル

22/23年の決勝進出クラブが決定した。インテルはACミランとのミラノダービーを、マンチェスターCはレアル・マドリードとの対決を制して決勝へ駒を進めた。

インテルは3冠を達成した09/10年以来、マンチェスターCは20/21年以来となった。

今回は、両者が最後にプレーしたCL決勝を振り返っていこう。

09/10年CL決勝（バイエルン対インテル）

この年の決勝カードは、バイエルン対インテル。バイエルンはリヨンを、インテルは前年王者バルセロナを破って決勝へ進出した。

インテルは、ジュリオ・セーザル、マイコン、ルシオ、サムエル、キヴ、サネッティ、カンビアッソ、スナイデル、エトー、パンデフ、ディエゴ・ミリートをスタメンに起用した。チームを率いるのはモウリーニョ監督だ。

試合が動いたのは35分。ジュリオ・セーザルのロングキックをミリートが頭でスナイデルへパス。ミリートがそのパスの直後にDFの間へ走り抜くと、スナイデルがスルーパス。ワンタッチの後冷静にゴールへ流し込んだ。

その後はしばらく0-1の状況が続く。バイエルンもロッベンなどがゴールへ迫るも、ネットを揺らすことができない。すると、71分に再び試合が動く。左サイドでボールを持ったミリートが華麗なボールタッチで相手DFを欺くと、GKとの1対1を制して追加点をもたらした。

試合は0-2で終了。インテルはこの年、チャンピオンズリーグ、セリエA、コッパ・イタリアの主要3冠を達成した。

20/21年CL決勝（マンチェスターC対チェルシー）

グループステージを圧倒的な強さで勝ち上がったマンチェスターCは、ボルシアMG、ドルトムント、PSGを破って決勝へ。決勝の相手は同じプレミアリーグのチェルシーとなった。

決勝のスタメンは、エデルソン、カイル・ウォーカー、ストーンズ、ルーベン・ディアス、ジンチェンコ、ギュンドアン、ベルナルド・シウバ、フォーデン、デブライネ、マフレズ、スターリングであった。

序盤お互いにチャンスを作るも、両ゴールキーパーの奮闘もあり中々ゴールには至らない。試合が動いたのは41分だった。

ピッチ中央付近からマウントが長めのスルーパスをハヴァーツに送ると、飛び出してきたキーパーをワンタッチでかわしてゴールに流し込んだ。チェルシーが1-0とリードを奪う。

後半に入ってもお互いに攻め続けるが、それぞれのディフェンス陣がゴールを許さない。マンチェスターCにとって決定機になるかと思われた場面でも、アスピリクエタにぎりぎりでブロックされるなど得点まで遠かった。

試合は0-1で終了。チェルシーが11/12年以来の栄光を勝ち取った。

（By ALLSTARS CLUB編集部）