美容・健康に関する資格を8個取得したライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第51回目は、スキンケアアドバイザー、カウンセラーの視点から「手荒れ対策」について考えます。

手や指がガサガサ&ヒビ割れで辛い……。

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 51

お肌が薄い女性に多い手荒れ。食器洗いや住居用の洗剤、食材の汁やぬめりなど、手荒れを引き起こす原因となるものはさまざまあります。

また、最近では新型コロナウイルスの影響で、手の消毒がマスト条件となり、これがもとで手荒れに悩む人も少なくないでしょう。

このように手荒れの原因は多岐に渡り、状態も個人差があるものの、かゆくなったりヒビ割れてしまったりする“辛さ”はみなさん共通の気持ちだと思います。

そこで今回は、なるべく手荒れしないようにできる工夫や、なってしまった時の対処方法などをまとめてみました。

1. 水回り家事は、ゴム手袋を

まずは、手荒れが起きないようにするための鉄則です。お風呂掃除やトイレ掃除、食器洗いなどの、洗剤を使う水回り家事は厚手のゴム手袋を着用しましょう。

水カビや油汚れなどを落とすには、非常に強いアルカリ性が必要です。いっぽうで人間のお肌は弱酸性であり、お肌にとって必要な皮脂や潤いが水カビや油汚れを落とすのと引き換えに奪われてしまいます。

おそらく、強力な洗剤の商品パッケージには「直接お肌についたら洗い流してください」などと注意書きがあると思いますが、あまりよく読まずに「少しくらい大丈夫だろう…」と素手で使用するのは、まさに手荒れの原因になる可能性が高いです。

厚手のゴム手袋は、使用した後に水気を切るように干しておけばまた繰り返し使うことができます。

次に、野菜や果実、お肉や魚介類などから出る汁やぬめりなどで手荒れする方は、薄手のゴム手袋をしましょう。なぜなら、料理をする時に厚手のゴム手袋をしてしまうと、食材の感覚がわからずに料理がしづらくなるからです。この場合は、衛生上、使い捨てで使用するのがおすすめです。

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掃除をする時は、換気を忘れずに!

2. 手荒れ中は、木綿の手袋を

上記で示したように、手荒れが始まってからでは遅いので、なるべく事前に対策しておくことが大事になります。しかし、すでに手荒れがあってゴム手袋を着用するのが辛いという方は、裏ワザがあります。

それは、木綿タイプの手袋をしてからゴム手袋をすることです。装着しやすいように、ゴム手袋は少し大きめのものがいいでしょう。

また、手荒れ対策でハンドクリームを塗ることもあると思いますが、素手に塗ってからゴム手袋をすると、擦れてしまったり滑ってしまったりと家事がしづらいでしょう。その点、木綿タイプの柔らかい手袋を中にすれば、ゴム手袋との摩擦を感じることがないですし、滑ることなく安定して使用できると思います。

木綿タイプの手袋は、布マスクのように洗い干しをして繰り返し使用できます。

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木綿タイプなら、指を曲げる時もソフト!

3. 手洗いが基本

最後は、新型コロナウイルスの影響で注目を浴びた消毒液による手荒れについてです。

私は、医療や飲食で働いていた経験があるので、消毒液を使うことは比較的身近でしたし、消毒液を日々使い続けたことで手荒れが起きてしまうことも同様に経験しました。なので、深刻な辛さだと痛感しています。

最も簡単な解決策は、「消毒液を使わない」です。では、代わりにどうすればいいのか。それは「手洗いをしっかり行う」こと。

厚生労働省から資料(※)も出ていますが、“流水で手洗いができない場合には、アルコールを含んだ消毒液を使用しましょう”と記載があります。そもそも、流水による手洗い、が基本なのです。

お買い物や出勤、帰宅時などは、おトイレや手洗いコーナーで、手から手首にかけて水洗いすることでかなり清潔になります。普通に水で手洗いをするだけなら、「手荒れ」を心配しなくても良いですよね。殺菌成分が配合されているハンドソープを使用すればさらに安心です。

外出先に手洗い場がないなど、どうしても消毒液を使わなければならない時は、エタノール(アルコール)のほかに、植物エキスが含まれているものがおすすめです。植物エキスは、お肌のバリアを高めてくれたり保湿してくれたりするので、エタノール(アルコール)による過度な乾燥をサポートします。

現在消毒液は品薄で入手しづらいですが、もし商品選択できる余地がある方は、ご参考にしてくださいね。

※参考:厚生労働省 公式資料

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ペーパータオルで、水滴を拭き取ろう!

手荒れ対策は、ひと手間が大事

直接洗剤を触らないこと、こまめにハンドクリームを塗ること、手洗いが基本……など、あなたに合う「手荒れ」対策は見つかりましたか? 少しでもお肌が落ち着きますように、ひと手間を工夫してみてくださいね。

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