抗酸化作用に疲労回復。夏こそトマトの出番!

食卓を鮮やかに彩ってくれるトマトは、栄養面でもピカイチ。

「注目したいのはリコピンの抗酸化作用。夏バテや肌のダメージを改善してくれます。リコピンは加熱することで働きが増し、また脂溶性なので油と一緒に調理すると、吸収をよくすることができます」(皮膚科医・山崎まいこ先生)

他の食材と組み合わせやすく、様々な料理に取り入れることができるのもトマトの強み。

「良質なタンパク質と組み合わせれば、疲労回復や美肌効果も期待できます。また、うまみ成分のグルタミン酸が多く、熱を通すと甘みが増すので料理全体が控えめな味付けで済み、結果的に塩分を抑えられるのも嬉しいですね」(管理栄養士・森さやかさん)

そんなトマトの栄養をしっかり摂れて、食卓を華やかにしてくれる夏らしいレシピを、坂田阿希子さんに教えていただきました。

「焼き」トマト

調理法としてはとてもシンプルだけど、手軽にトマトのうまみを引き出せる“焼き”。「なんといっても、調理が楽なのが嬉しい。丸ごと焼けば水分が逃げないのでジューシーだし、甘さも増して一石二鳥なんです」(坂田さん)

グリルトマト

丸ごと焼くだけで美味しさUP。ソースで可能性が無限に広がる!

作り方
トマトは洗って水気をふき取り、魚焼き用の網などに並べ、強めの中火で皮が破れて焦げ目がつくまで転がしながら焼く。

グリルトマトに合うソース パセリソース
刻んだパセリの舌触りに、アンチョビの塩味が癖になる。

材料(2個分)
イタリアンパセリ…20g
にんにく…少々
ケイパー…大さじ1
アンチョビ…10g
塩…少々
赤ワインビネガー…小さじ2
オリーブオイル…大さじ3

作り方
1. イタリアンパセリは包丁で叩くようにして細かくする。ケイパー、アンチョビも細かく叩く。

2. にんにくをすりおろし、1、塩、ビネガーと合わせ、オリーブオイルを加えてよく混ぜ合わせる。

グリルトマトに合うソース 焦がしバター醤油
トマトの酸味とバターのコクで、奥行きある味わい。

材料(2個分)
バター…50g
醤油…適量
黒胡椒…適量

作り方
1. バターを小鍋に入れて火にかけ、全体に茶色く色づき、ナッツのような香りが立つまで焦がし、すぐに鍋底を水につけて温度を下げる。

2. グリルトマトに1をかけた後、醤油、黒胡椒を振る。

坂田阿希子さん 料理人。『洋食 KUCHIBUE』店主。雑誌などメディアでも活躍するほか、料理教室も開催。『トマト・ブック』(東京書籍)など著書多数。

森さやかさん 女子栄養大学 栄養クリニック管理栄養士。医師と提携しての指導に定評のある、ヘルシーダイエットコースで調理・栄養相談を担当。

※『anan』2020年7月29日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・西崎弥沙

(by anan編集部)