秋の深まる風を感じながら、ビール片手に自宅でベランピングはいかが? 秋に旬を迎えるクラフトビールなら雰囲気も抜群! 絶品おつまみも合わせてチェックして。

文・椎原茜

秋はクラフトビールがおいしい!

秋のベランピングに、いつものビールやお酒とは趣が変わるクラフトビールはいかが?

クラフトビールは、地域に密着した小規模な醸造所で造られることが多く、独特の味わいが楽しめるのも魅力です。さらに、秋は摘みたてのホップで作られるので、今はまさに飲みドキ!

そこで、クラフトビール好きの間では知らない人はいないほど有名な「ベアードビール」を手がける伊豆修善寺のブルワリー『ベアードブルーイング』のベアード夫妻に、おすすめのクラフトビールと、ビールの美味しさを引き立てる絶品なペアリングフードを教えてもらいました!

ビールとおつまみのペアリングのポイント

ーーベアード夫妻によれば、ビールとのペアリングのポイントは、「色・国・味」にあるのだとか。

ベアード夫妻

ビールは色が濃いほど深みが増す傾向にあり、料理は色が濃いほど味わいが濃くなる傾向にあります。色合いを合わせることが良いハーモニーの近道なんです。

ビールは古くから地域に根差して造られてきたもの。もともと、各ビール発祥国の郷土料理とは相性抜群です。

甘味、苦味、酸味、うま味、塩味。ビールと料理が持つ味わいにフォーカスし、同じ味わい同士を組み合わせるもよし、異なる個性をぶつけてみるもよし。いろいろな組み合わせを試してみるのがいいでしょう。

今回は、私たちが、食べて、飲んで見つけた、納得のペアリングのなかでも、おすすめの5つのビールと手軽に用意できるおつまみのペアリングをご紹介します!

クラフトビールと相性抜群のペアリング5選

1.「ライジングサンペールエール」と塩鶏の唐揚げ

ベアードビールを代表する定番ペールエール。ペールエールとは、イギリス発祥の黄色系のビール。アメリカンホップ由来の柑橘系の香りが豊かながら、重くなく絶妙なバランスです。

ビールのおつまみといえば、唐揚げですよね! 特にこのビールには、塩鶏の唐揚げがおすすめです。唐揚げの塩味とライジングサンペールエールの苦みの後にくる甘み、そして柑橘系のホップの香りが相性抜群。ビール、唐揚げ、ビール、唐揚げと無限に続きますよ。

2.「わびさびジャパンペールエール」と刺身

静岡県産のわさびと緑茶を使用し、ハーブ系の個性を持つホップ数種を投入。主張し過ぎない個性が光る“わびさび”なペールエールです。通常、一般的なラガー系のビールと違い、クラフトビールに多いエール系のビールと生ものは、食品の生臭さが口の中に残ってしまい、相性が悪いんです。でもこれは副原料として本わさび、緑茶を使っているため、口の中をさっぱりさせてくれるので、お刺身やお寿司との相性がいいんです。

3.「レッドローズアンバーエール」とアップルパイ

このエールには、アンバーカラーを出すために、キャラメルモルト(麦芽)と呼ばれる香ばしいモルトも加えています。その名の通り、キャラメルのようなややとろみのある甘みと、ライ麦の麦芽であるライモルトからくるスパイシーな後味が、アップルパイと絶妙にマッチします。パンプキンパイやスウィートポテトとも相性抜群ですよ。

4.「アングリーボーイブラウンエール」とローストビーフ

このエールは、モルトの香ばしさとホップの苦みの両方が強調された、奥深き力強さのあるビール。モルトをふんだんに使用するため、甘みがあるのですが、その後に刺激的なホップの苦みが追いかけてくる独特な味わいです。ローストビーフの肉肉しく力強い味わいと、グレービーソースの酸味にも、アングリーボーイの負けん気の強さが真っ向勝負をかけます!

5.「黒船ポーター」とチョコレート

黒船ポーターには、キャラメル、チョコレート、ブラックといった名前のモルトも使用されており、チョコレートとの相性の良さは言うまでもありません。シルキーで滑らかな口当たりのポーターとチョコレートの組み合わせは、目を閉じて味わいたくなるような至福の時間を与えてくれます。


ーーどれも個性的なクラフトビールだけれど、おつまみはおなじみのものばかり! 今回ご紹介したクラフトビールはどれもお取り寄せできるので、ぜひペアリングを試してみて!